映画「そして、バトンは渡された(2021年公開)」を観た。
【解説】第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名ベストセラー小説を、永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で映画化。血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も名字が変わった優子。現在は料理上手な義理の父・森宮さんと2人で暮らす彼女は、将来のことや友だちのことなど様々な悩みを抱えながら、卒業式にピアノで演奏する「旅立ちの日に」を猛特訓する日々を送っていた。一方、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる梨花は、泣き虫な娘みぃたんに精いっぱいの愛情を注いでいたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。主人公・優子を永野、血のつながらない父・森宮さんを田中、魔性の女・梨花を石原がそれぞれ演じる。監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。
時間の経過が前後しながら展開する。五人の親のうち、実の父親「以外」の優しさに包まれて成長していく。風来坊とは思えない石原さとみ演じる二人目の母であったので、終盤の説明はやたら野暮に感じた。そもそも親が成人した子供の結婚を承諾すること自体、非常に違和感を感じてしまうものの、花嫁のエスコート役の選択は間違っていないと思った。
永野芽郁が前髪ひとつで驚くほど変わる。