先日の札幌ひとり旅で上映中の映画「コンペティション(原題Official Competition)」を観た。
【解説】ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラスが母国スペインで共演し、華やかな映画業界の舞台裏で繰り広げられる監督と俳優2人の三つどもえの戦いを皮肉たっぷりに描いたドラマ。大富豪の起業家は自身のイメージアップを図るため、一流の映画監督と俳優を起用した傑作映画を制作しようと思いつく。そこで変わり者の天才監督ローラと世界的スターのフェリックス、老練な舞台俳優イバンという3人が集められ、ベストセラー小説の映画化に挑むことに。しかし奇想天外な演出論を振りかざす監督と独自の演技法を貫こうとする俳優たちは激しくぶつかり合い、リハーサルは思わぬ方向へ展開していく。映画監督ローラをクルス、スター俳優フェリックスをバンデラス、ベテラン舞台俳優イバンを「笑う故郷」のオスカル・マルティネスが演じた。監督は「ル・コルビュジエの家」のガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーン。2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。
以前予告編で観て、大富豪の無茶な要望と相反する内容の作品が出来上がって行くドタバタコメディ作品だと思っていたのだがこれが・・・私の苦手な演技論や役者・演出論が繰り広げられる。舞台となる建物がとてもお洒落で、終盤の〇〇シーンだけがやたらリアルだったな~っと無理やり感想を絞り出し、帰りの飛行機の関係で(無作法ながら)エンドロールを見ずに劇場を出た。
ちなみに今回訪れたシアターキノは1998年にオープンし、A館(63 席)とB館(100席)の2スクリ-ンあり、私はA館で鑑賞。
ホームページには「音響はドルビーシネマプロセッサーCP-750、JBLのステ-ジスピーカーTS992が3台、サブウーハーTL12が2台、サイドと後ろにあるサラウンドスピーカーが8台。この規模のミニシアターでは最高級と自負しております。デジタルシネマシステムは両館共に設置し、A館はバルコ2KデジタルシネマプロジェクターDP2K-10Sを設置、デジタルシネマサーバーはドレミSHOWVAULTです」とかなりこだわりのある劇場のようだ。