自民党総裁選では石破総裁が選出され、アメリカではトランプ大統領が再任した。私にとって総裁選も大統領選もさらには衆議院選で与党の過半数割れもまさかの展開であり、トランプ元大統領が狙撃された際の出来過ぎとも思える画像のインパクトがあったものの最終的にはハリスさんが女性初の大統領になるんだろうなと思っていたが・・・まだまだ世論を読む力が不足している。ただ与党過半数割れにより政策ごとに一部の野党から賛成を得る部分連合の方法はありのような気がする。あくまでも変な駆け引きや各党のメンツがなければであるが・・・
今年も数多くの有名人が不倫騒動で表舞台から消えていった。衆院選で新しい流れが動き出そうとしたタイミングで不倫騒動が発覚した党首はあまりにもタイミングが絶妙だったこともあるが輝きを一瞬で消し去るほどのパワーがある。島田紳助が語った「芸能人は浮気と覚せい剤が同じくらいの罪」がさらに異常なまでのスピードで加速している中で、一石を投じてくれたダウンタウンの松本も長期化した結果、示談へと尻つぼみしたように不倫「以外」の方が社会復帰しやすい気がしてしまうほどである。それだけ批判する人たちはきっとこれまで後ろめたさが微塵もない潔白な人生を歩んでいる立派な人ばかりだろうけど、様々なことが停滞してしまうことを危惧している。また性的暴行のキーとなる同意の有無についてはパワハラ疑惑同様にあくまでも被害者(とされている)側の一方的な主張ばかりで加害者(とされている)側は弁明の余地すらない。「していない」証明はやはり難しく、どちらが真実なのかは本人たちしか知らない。
今年の訃報【音楽家】八代亜紀、小澤征爾、フジコヘミング、JDサウザー【スポーツ】フランツ・アントン・ベッケンバウアー、ケルビン・キプタム(男子マラソンで史上初の2時間0分台を達成)、曙(大相撲史上初の外国出身横綱)、ピート・ローズ、北の富士【俳優】カール・ウェザース(映画ロッキーでアポロ役)、山本陽子、中尾彬、中村靖日、アラン・ドロン、西田敏行、火野正平、中山美穂、オリビア・ハッセー【作家】山藤章二、谷川俊太郎【漫画家】鳥山明、楳図かずお【芸能】坂田利夫、中村メイコ、南部虎弾(電撃ネットワーク)、エスパー伊東、林家正楽、唐十郎、今くるよ、増山江威子(峰不二子の声優)、小原乃梨子(ドロンジョの声優)、桂ざこば、大山のぶ代、ピーコ、桂雀々、小倉智昭【政治経済】渡辺恒雄【芸術】篠山紀信
今年痛快だったのはパリオリンピックのエアピストルのトルコ代表で銀メダリスト「無課金おじさん」である。多くの選手が発射時の音から耳を守るイヤーマフや特殊な競技用のメガネを装着している中で小さな耳栓だけ着用しての銀メダル獲得は、とある県知事がクマの駆除に対する悪質なクレーマーからの苦情電話への対応について「お前にクマ送る」との強気の姿勢共々実に痛快だった。
そして今年も(妻と犬を含む)大谷翔平と藤井聡太の二人だけは批判のターゲットにはならなかった一年であった。良かった良かった。
【12/30(月)午後~1/4(土)まで当社正月休みとさせて頂きます】