映画「ウィ、シェフ!(2023年公開)」を観た。
【解説】孤独なシェフと移民の少年たちが料理を通して交流する姿を、実在のシェフであるカトリーヌ・グロージャンをモデルに描いたフランス製コメディドラマ。一流レストランでスーシェフを務める女性カティは、シェフと大ゲンカして店を飛び出してしまう。やっとのことで見つけた新しい職場は移民の少年たちが暮らす自立支援施設で、まともな食材も器材もない。施設長ロレンゾは不満を訴えるカティに、少年たちを調理アシスタントにしようと提案。料理がつないだ絆は少年たちの未来のみならず、天涯孤独で人づきあいが苦手だったカティの人生にも変化をもたらしていく。「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」のオドレイ・ラミーがカティ役で主演を務め、「最強のふたり」のフランソワ・クリュゼが施設長ロレンゾを演じる。監督は「社会の片隅に」のルイ=ジュリアン・プティ。
予告編を観てから視聴開始したのだが、序盤は予想通りの鉄板ストーリー展開で施設長役のフランソワ・クリュゼ他支援施設のスタッフがやたら心地良い。97分の上映時間のため、それぞれのキャラクターの深堀や料理の上達他のプロセスは省かれているのだが、それが逆にテンポ良く進行していく。子供たち全員を救えなかったのは残念であるが、解説にあるように主人公は天涯孤独とは思えなかった。
改めて料理するっていいものであると再確認した作品であった。