緊急事態宣言が解除された5月末の時点では、第二波は必ず来るものだと思っていたが、東京アラートも解除され、営業自粛を強いられていた飲食店さんたちのランチ提供も無くなり、拍子抜けするように日常生活が少しずつ戻りつつある。「靴を脱ぐ生活習慣」「アジア人特有の体質」等とも言われているが改めて日本人の規律性って大したものだと思う。
本日からステップ3へ移行し、接待を伴う飲食業の営業も県外移動も可能になるので、これからも感染者数が増加するのは仕方ないことだが、経済や補償を考えるとプロ野球の開幕を含め見切り発車的な解除も仕方ないと思う。
まだ宴会には出掛けていないが、久しぶりにランチで外食をすると、感動と同時に目に見えない恐怖が入り混じる。殆どの人がマスク姿で会話もせず間引きされた静かな店内で過ごしているのだが、マスクをしないで接近して会話を続ける人も見掛ける。また事務所では「私はマスク付けない主義」と宣言する人やノーマスクで飛沫防止板を避けて会話をする人、訪問したお宅で玄関扉を開けたまま私は外で話そうとしていると、わざわざ近くに寄って頂く人・・・とみなさんコロナ対策についてはかなり温度差がある。東京都内でこうであれば感染者が出ていない地域はさらに違うだろう。
事務所内も以前のガラス板から仕事がしやすいように小窓のついたアクリル板へ替え、ソーシャルディスタンスや予防依頼のポスターを掲示している。こんなにも神経質だったか?と自分でも驚くが、主治医がいつも話す「まず死なないから大丈夫。でも感染して二週間休業は営業的には痛い」の言葉を心に留めつつ、過度に神経質にならないようにとりあえず最低限やれることだけはやって感染したらしゃあないぐらいのスタンスで、引き続きこまめに手洗い・うがい・換気・除菌を繰り返そうと思う。そして外出の「リハビリ」を少しずつして行こうと思う。