先日息子の同期が出席したテレワークにおけるハラスメント研修の話。
「テレワークハラスメント(テレハラ・もしくはリモートハラスメント・リモハラ)」とはテレワークをしている従業員に対する嫌がらせのこと。ハラスメントには大きく六つの類型に分けられ、身体的な攻撃、精神的な攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害です。このうち、「身体的な攻撃」はテレワーク環境下では起こりにくいものの、部下を怒鳴りつける「精神的な攻撃」や、特定の人に対して情報共有をしなかったり、オンライン会議に呼ばなかったりする「人間関係からの切り離し」、どのような部屋に住んでいるかなどプライベートに干渉する「個の侵害」は発生する可能性がある・・・ことらしい。
本ブログで初めてハラスメントが登場したのは2012年の「パワハラ」だった。4月に「TELハラ」について書いたばかりだがその後も「モラハラ」「パタハラ」「カスハラ」と様々なハラスメントが登場した。最近ではハラスメントがエスカレートし過ぎて独り歩きしている感が否めず、ならば下手に会話をしない方が無難だとも思えてしまうが、(上記のテレハラ例には過敏な例もあるものの)それなりの信頼感が出来上がっていれば不快に思わないこともあると思う。まあ下品な会話をする人や非常に打たれ弱い人には効果的な線引きなのかも知れない。
2020年6月企業にパワハラ防止措置を義務付けた改正労働施策総合推進法(別名パワハラ防止法)では当面は大企業が対象ながら2022年4月から中小企業も義務化される。同法でパワハラとして認定されるのは、(1)職場において優越的な立場の人が、(2)業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動によって、(3)就業環境が害される、という三つの要件を満たすとのこと。
このような報道を見聞きする度、ごくごく一部のために非常にめんどっちー世の中になっていると改めて思ってしまう。