年に一回のペースで「ただただ歌う
」だけの夜がある。小学校からの幼馴染とどちらともなく「そろそろ？」との合図の元に集り、文字通り「ただただ」歌いまくる。若い頃は「二人で１００曲歌えるか？」とどこかのテレビ番組のように挑戦したこともあったが、ここ数年は「誰も選曲しないような歌を選ぶ」のを二人で競っている。歌手別ならば一行しか掲載されいないような「マニア」な曲だったり、シングル発売されていないＢ面（古！）の曲やアルバムの隠れた名曲をこっそりと入れる。「そう来たか？
」と悔しがらせたら勝ちであるが、「前もそれ聞いた
」と言われたら負けである。当然そのような歌ばかりを選ぶので、自分自身も歌ったことが無かったり、確実に音程違いの曲ばかりとなり、そのほとんどは下手っぴーであるが、上手い下手はもはや意味がない。楽しきゃ良い！悔しがらせたら良い！のである。（だから誰にも見せられない）
当然最近の曲を「無理して」入れるとそれはそれは非難轟々で、「そんなのはここでは求めていない！」と一刀両断である。それを繰り返し数時間歌い続けなのでのどを嗄らして、ヘロヘロの状態での散会となる。だから年に一回のペースなのであろう。話をする暇も無いので、お互いの近況も余り詳しくは知らないまま散会・・・これがいつものパターンだったのだが、最近本当に歌っていないので、お互いに全く声が出ず、先程の下手っぴーを遥かに越える想像を絶する何とも悲惨な出来栄えで、曲を入れては取り消しを繰り返し、とても地味なまま散会となってしまった
。
やはりボイストレーニングは必要なのである。たかがカラオケ・・・されどカラオケ・・・なめたらアカン
有限会社やな瀬不動産
