映画「こんにちは、母さん」を観に行った。
【解説】山田洋次監督が吉永小百合を主演に迎え、現代の東京・下町に生きる家族が織りなす人間模様を描いた人情ドラマ。同じく山田監督と吉永主演の「母べえ」「母と暮らせば」に続く「母」3部作の3作目にあたり、劇作家・永井愛の戯曲「こんにちは、母さん」を映画化した。大会社の人事部長である神崎昭夫は、職場では常に神経をすり減らし、家では妻との離婚問題や大学生の娘との関係に頭を抱える日々を送っていた。そんなある日、母・福江が暮らす下町の実家を久々に訪れた彼は、母の様子が変化していることに気づく。いつも割烹着を着ていた母は艶やかなファッションに身を包み、恋愛までしている様子。実家にも自分の居場所がなく戸惑う昭夫だったが、下町の住民たちの温かさや今までとは違う母との出会いを通し、自分が見失っていたものに気づいていく。母・福江を吉永、息子・昭夫を大泉洋が演じ、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOUが共演。
「長崎ぶらぶら節」を筆頭に「北のカナリアたち」「ふしぎな岬の物語」「最高の人生の見つけ方」と同様で仕方ないことなのかも知れないが、本作品でも小百合ちゃんの変わらぬ美しさが何かと妨げになってしまう。綺麗って実に罪作りなのである。さらに劇中での小百合ちゃんたちの活動や大泉洋の行動には受け入れがたい部分があり、ある俳優の芝居がすべてをぶち壊す。
いつまでも変わらぬ小百合ちゃんを見れただけで良かった作品なのである。
東京ドームの看板広告でも絶賛宣伝中である。