自粛要請の中、貸室の退去があった。正確には滞納による明け渡しである。
入居当初は生活保護受給を受けていたものの、途中から受給資格から外されてしまい、昨年から支払い遅延が続き、最後は約束も反故にされ、連絡もつかなくなり、保証会社によって話し合いの結果、退去となった。
明け渡しが完了し、保証会社担当者と話をした際に新しい移転先は同じ新小岩と聞いた。「よく住めるものだ」と呆れながら話す私に「新小岩にこだわりがあるようです」とのこと・・・こだわりの方向が違う。これまでのように道端でばったり会うと逃げるように隠れる生活は別に構わないようだ。ただ同じ地域に移転するのは滞納者あるあるの話でそれぐらいのハートの強さが無ければ、数ヶ月の滞納も同じ地域に住むなんて普通の常識人には出来ないものだ。
そしてこの滞納者にもめでたく10万円の給付金が支払われるのである。