ヤクルトのピッチャーとして昭和40年代から50年代にかけて活躍した安田猛さんが亡くなった(享年73歳)。
身長1メートル73センチと小柄ながら、コントロールを持ち味にした技巧派のサウスポーとして1年目に7勝5敗、防御率2.08の成績で、最優秀防御率と新人王に輝き、翌年には81イニング連続無四球のプロ野球記録を作り、2年連続で最優秀防御率のタイトルも獲得。
「ペンギン投法」と呼ばれたピッチングや、人気漫画「がんばれ！！タブチくん！！」の登場キャラクターのモデルとしても知られ、昭和56年に引退するまでの通算成績は93勝80敗、防御率3.26。
私がプロ野球に興味を持ち始めた1970年代のスワローズは万年Bクラスの弱小チームだったが、投手では松岡と安田、打者では若松、八重樫、杉浦と個性的な選手が多かった。タブチくんでも安田の遅球が取り上げられていたが、王貞治キラーとしても名をはせ、現役時代の王さんが「一番速い投手は安田」と答えるほど技巧派左腕であった。
合掌・・・
