北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

ヒメギフチョウハンテングの快感 北のマダムバタフライ

2018-05-15 20:05:14 | エゾヒメギフチョウ
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ヒメギフチョウハンテングの快感 北のマダムバタフライ


2018-4-29 (日)  晴れ 23度C


オホーツクの蝶愛好家たちがこの時期、待ち望んでいた快晴の朝10時。かみさんと二人で 近郊のエゾヒメギフ発生地へ向かった。 



かなり風が強いがよく晴れて 時々風がやむと あちこちからエゾヒメギフが舞いだして林道を低く飛んだり エゾノリュウキンカなどに吸蜜したりするのを 撮影、採集した。


この日も蝶は殺さずにすべて三角紙に生きたまま入れた。  



私が 11♂♂2♀♀(交尾済み) かみさんが 19♂♂を採集した。 このほか同じくらいの個体数をデジカメ撮影しようと追い回した。



わずかに汚損個体が混じるが 8割は羽化したてで まだ羽根が乾ききっていない個体までいる。



今日の陽気で一気に羽化したもののようだが新鮮な♂が多い反面、♀がまだ少ない感じ。



毎年のことだがエゾヒメギフの採集は楽しい。


早春、ああ逃げられたらどうしようなどと思いながら美しく珍しい蝶を必死に追いかけて採ること自体が気が狂いそうになるほど楽しいのだ。



最近では、ついに最高のシャッターチャンスを物にしたとき、似たような感覚に襲われる。



この快感を説明しても蝶愛好家の方以外にはきっと理解されることはないだろう。



しいて言えば釣り師が大物を釣り上げた時の感覚に多少近いかも。



かっては採集した蝶は全て殺して三角紙に放り込んだのだが最近は殺すことはほとんどしなくなった。



よほど標本にする理由があるか、外見が変わった個体以外は蝶をしめることはなくなった。



今回はエゾヒメギフチョウとして特別な個体はいなかった。



それで昼食後 三角紙内のヒメギフをすべて放蝶したが、しばらくは遠くに飛ばずかみさんの衣類や帽子に止まっていた。













かみさんの服や帽子に止まっているエゾヒメギフを撮影した。











少し時間をおいて、やがて一匹 また一匹と森の奥へと飛び去っていった。







さしずめ 北のマダムバタフライといったところでしょうか。



得意のハワイアンダンスを踊ると、衣服に止まっていたヒメギフチョウたちは次々と舞い立っていきました。








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