根室半島のカラフトルリシジミ
Vacciniina optilete daisetsuzana
氷河期からの遺存種とされるカラフトルリシジミは北海道では高山帯 (大雪山山系、日高山脈、天塩岳、武利岳、西別岳、斜里岳、武佐岳、知床山系 など ) や 根室半島、野付半島などの低地高層湿原や然別湖周辺などに遺存的に分布する。
然別湖周辺の産地では氷河期の生き残りとされるナキウサギの棲息するガレ場、根室半島、野付半島では局地的な低地高層湿原、そのほかは山頂近くの高山植物帯で見られる。
1972年に国の天然記念物に指定され、以後、採集は出来なくなった。
幼虫の食草はコケモモ、ガンコウラン、クロマメノキとされるが根室半島では主たる食草としてツルコケモモが報告されている。
私はこれまでに大雪山系、知床山系、斜里岳、然別湖周辺、根室半島、モンゴル各地などで本種を多数観察してきたが、根室半島で撮影した写真が相当数あり、今回これらをブログに記録しておきたいとおもいます。
2004-7-25 根室半島 カラフトルリシジミ♂裏面
次項へ続く。
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