北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

エゾシロ幼虫の孵化、天敵防御の巣作りはじめる。卵塊の天敵はアブラムシ。

2015-07-15 22:55:43 | エゾシロチョウ 
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2015-7-8 (水) 曇り 寒い 寒い


このところ、お日様を見ない寒い日が続いていた。

夕方、庭の赤ボケの茂みをのぞいてみると、多数のエゾシロ卵が孵化しており巣を作っているのが観察された。

真っ白い巣は産卵されたボケの若葉を内側に撒くような格好に多数の幼虫が糸を吐きあって作られている。
 






最初は上蓋(うわぶた)見たいにびっしり糸を綴って外部からアリ、クモ、アブラムシ、その他の天敵が侵入できない閉鎖空間に幼虫群が棲み、巣の内側から葉の表面をなめるように食べてゆく。


幼虫群になめるように食べられた葉は薄くなりそこから内部の幼虫たちがうごめいているのが透けて見える。


幼虫が少し大きくなると巣の一部が開いて、幼虫たちは巣から出張するように近くの葉をすばやく食べて、食事どき以外は巣にもどっているようだ。 








黄色い卵塊のまわりにびっしりと天敵アブラムシがきて卵を食べているのも観察され、この卵塊からは幼虫が孵化してこない。


卵塊時期の天敵はアブラムシである。

巣の大きさなどは私の指の大きさから類推してください。

さて、アオムシコマユバチはいつごろ、どうやってエゾシロ幼虫に卵を産み付けるのだろう。



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