北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

岩尾内ダム周辺、ミヤマカラスアゲハの大吸水集団

2015-08-09 21:44:32 | ミヤマカラスアゲハ
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20XX年8月14日  曇り のち晴れ

ミヤマカラスアゲハの大吸水集団
    
この日、よく晴れて気温が高かったせいか天塩川水系上流域の岩尾内ダムから岩尾内ダムへ入る支流でミヤマカスアゲハの吸水集団があちこちに見られた。

渓流沿いの林道の奥でミヤマカラスアゲハ夏型の大吸水集団が各所で見られた。

しかし撮影しようと近づくと一頭、二頭と次々に飛び立ち、ついには全部飛んで行くといったかたちで、どの吸水集団も意外と敏感であった。










夏休みシーズンのせいか近くの神社山公園キャンプ場は100組ほどのテントで大にぎわい。




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コクサギで順調に飼育中のミヤマカラスアゲハ、蛹化中

2015-08-06 23:30:09 | ミヤマカラスアゲハ
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コクサギで順調に飼育中のミヤマカラスアゲハ、蛹化中。

2015-8-1  (土)  小雨~曇り~晴れから曇り

コクサギで産卵させ、順調にコクサギの葉をあたえてシャーレ飼育してきたミヤマカラスアゲハ幼虫が続々と終令に入ったため、2015-7-21 コクサギの枝に袋がけをして放した。

その後11日経過したのでミヤマカラスの袋かけの中をのぞくとはや蛹化したものや、前蛹個体も多い。








前蛹。



まだ食べている終令幼虫を集め、新しいコクサギの枝に袋かけなおしたりした。






けっこうな作業であった。袋がけをした際、枝と枝の間に隙間があって、そこからかなりの幼虫が脱出していた。 




脱走した終令幼虫。



さて、最終的に蛹は何個回収できるかな。


見事なコクサギの葉のミヤマカラスアゲハ終令幼虫の食痕。




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 2015年石狩市浜益区のオオムラサキの発生状況

2015-08-04 20:06:06 | オオムラサキ
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2015年7月19日 石狩市浜益区のオオムラサキの発生状況を確認


この日、石狩市浜益区のオオムラサキを見に出かけた。

朝まで雨が降っていたので、8時過ぎに出発して、10時頃現地に到着、滞在中は晴れ間が時々あったが気温は20度少しと涼しかった。

結果から言うとオオムラサキは稀に高所を飛ぶ個体が見れる程度で、八剣山と同じく今年はやはり少ない。

結局、14時までいて3♂ネットに入れる ( これ以外はネットチャンスなし ) が、この時期にしては鮮度はまぁまぁ良く、通常より遅れて発生しているようだった。

♀は新鮮個体が飛ぶのを1度目撃したが、♂の鮮度から時期はこれからと思えた。

他はオオモンシロチョウ、ルリシジミが割りと見られただけ、ジョウザンミドリ、アイノミドリなど各種ゼフィルスが多い場所なのに今年は全く見ず。

クサフジ群落がありカバイロシジミも結構採れる場所だが、ボロボロが1頭飛んでいただけ。今年はどうなっているのか?

静岡県西伊豆町で死傷者が出た鹿避けの電気牧柵が今年からポイント横の水田に張り巡らされいて、♀が見つかり易かった山際は見廻る事が出来なくなっていた。

この場所では採集に夢中になり過ぎる方は、道路上で蝶が飛来するのを待つため、車にはねられないよう注意が必要だったが、これからは電気柵にも注意が必要になった。



設置された電気牧柵




オオムラサキが飛来する付近。電気柵があるのでご注意。



 
 オオムラサキが高所を飛ぶ斜面、自動車道でオオムラサキを待つので車にご注意。
 
 高木秀了 記

浜益のオオムラサキ採りは、命がけですね。ご注意ください。

道東ではオオモンシロチョウはほとんど見かけなくなりましたが浜益ではまだ多いのですね。



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2015年カラフトセセリの情報について(速報)

2015-08-03 21:10:55 | カラフトセセリ
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2015年カラフトセセリの情報について(速報)
日時: 2015年8月2日 22:23:08 JS

カラフトセセリは滝上町で最初に発見されて以来、確実に周辺へと分布を拡大しつつあります。分布拡大の実態や、その原因についてはいまだ不明な点も多く今後の調査研究が必要です。この方面で島谷光二氏の功績には大きなものがあります。今回、島谷光二氏からカラフトセセリの現況について報告がありました。詳しくは jezoensis 次号に報告されると思いますので楽しみにしていて下さい。



2015-8-2 生田原町 キララン清里への交差点、チモシーの多い草地にて アカツメクサの花で蜂とにらみあうカラフトセセリ♂。 矢崎撮影。




矢崎先生
 札幌の島谷です。道昆のブログ、いつも楽しみ見ています。
 7月初旬にカザフスタンに行ってきました。
 温根湯塩別の夢風船という安い温泉をベースに7月16日、17日、19日、20日は大雪に入りました。18日(土)はカラフトセセリの分布調査で、遠軽町(上渚滑)、紋別市、滝之上町、西興部村、下川町、士幌市朝日町、遠軽町(生田原)など調査しました。道道、国道沿いに調べ、矢崎先生のブログの写真のように、遠軽町水穂、生田原市街地、生田原清里、峠の前の駐車場、金華峠を越えた定紋入口等の生息分布確認ができました。時間切れこの地点まででしたので、矢崎先生が詳しくブログに掲載していただいたので、生息分布の拡大の記録として使用させていただきたくお願いいたします。

 なお、温根湯も現在、北見市ですので、すでに2013年にはシケレベツ林道で大発生し18線林道でも発生しています。今回は国道沿いに留辺蘂町で観察できたことは初記録です。すでに数年前には侵入していての大発生だと思います。16・17日には国道沿いの厚和、イトムカの駐車場等での発生を観察しています。

常元,鹿の子ダム、置戸林道(常呂川本流林道)などもオオイチモンジの観察と同時に調査したのですが、カラフトセセリは確認できませんでした。

2014年7月に足寄町美里別林道での記録ありますので、今年の留辺蘂地区での発生状況を踏まえると2016年には置戸町での発生確認ができるかも……楽しみです。
 

その後、さらに意を決して調査しました。詳細はエゾエンシスに報告しますが、大まかに観察・採集確認したことを報告します。。
 
 興部町と紋別市で 海岸線オホーツクライン(国道238号線)まで生息分布が確認
できました。

 7月27日(月) 名寄市(風連望湖台分岐、上名寄)、下川町全域(幌内越峠まで)で多     
           数発生確認
           雄武町、美深町では、かなり丁寧に観察したが未確認
           松山峠に、ナンテンハギの少し大きな群落を発見

 ◎稚内市での発生も確認できました。
            稚内市抜海JR駅(抜海)から勇知JR駅まで酪農家周辺で発
           生中数はそう多くないが、各十数頭程度を観察できた。
 7月28日(火) ◎抜海、◎勇知、_上勇知 _兜沼周辺、_豊富町、
            稚内市沼川周辺_、猿仏村浜鬼別 _知来別
         
 7月29日(水) 豊富町から浜頓別町までの道々84号線沿い、未確認
           枝幸町周辺_  
       (オオイチは確認できませんでしたがポイントと思われる場所が数か所
        あり、北限のオオイチに挑戦してみるのも面白そうです。)
  
  オホーツクラインまで分布を広げたカラフトセセリ
        ◎西興部村中藻から興部町朝日一区 秋里(国道238号オホーツク
          ライン) 
        ◎紋別市渚滑町市街地 紋別市大山 発生中 エゾヒメシロも多数
  
 7月30日(木) 紋別市元紋別市街・藻別・上藻別・鴻ノ舞、上鴻ノ舞、金八トンネル
           紋別側駐車場   発生中 すでに発生時期がずれているせいか
                       複数の発生、スレ個体、交尾中の個体が多い。
           遠軽町水穂地区の最調査  発生中 周辺地域でも発生
           ◎ゴマシジミも多い 
           記録のある箇所の確認 生田原、留辺蘂町を経て、上川町清川
           ・上川町市街地は今回は未確認 
 
 7月19日(日)に藤枝さんに大雪で会い(実は15日16日にも)、矢崎さんがカラフト
セセリについてブログに掲載するらしいことを聞き楽しみにしていました。
 今後は遠軽町の芭露峠を越えての発生があるか?
 2013年に発生の報告があり、継続的発生している稚内市のカラフトセセリはどの
ような経過で侵入したかなど、酪農家からも取材して調べていきたいと思います。
 写真はPCの不具合で調整中です。矢崎先生の写真のように上手でなく腕を磨こうと
思っています。                                     

                           以上 報告まで 島谷光二



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