北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

袋がけは危険がいっぱい。コクサギ袋がけのミヤマカラス飼育終了。

2015-08-21 11:19:38 | ミヤマカラスアゲハ
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2015-8-10 (月)  曇り のち雨

袋がけは危険がいっぱい。コクサギ袋がけのミヤマカラス飼育終了。


庭に植えてあるコクサギの木。かなりの大株です。

時々暇をみてはコクサギの袋がけをはずしてミヤマカラスアゲハの蛹化状況を確認し、適宜 蛹を回収してきた。



終令幼虫は再度集めて袋がけを続けてきた。コクサギでの発育はキハダと同じように、まったく順調であったが 蛹化時期あたりからはかなりばらつきがでていた。

この日の朝、コクサギのミヤマカラスの袋がけネット最後に残っていたふたつをはずしてみたが 前蛹1 1終令幼虫1 の他は、おおかたは蛹化していた。














蛹化失敗1。 



脱走後コクサギの枝で蛹化したものの、頭から食べられたか大型寄生ハチがでたか大穴が空いた蛹一個。


前回 回収した蛹、また 1 個 くさっているかにみえる。

コクサギ飼育のミヤマカラス蛹の特徴だろうか、蛹化後しばらくすると黒くなって死んでゆくものがいる。

体節が広がって蛹全体が暗色調になり膨化して、死んでいることは間違いないのでティッシュにくるんでゴミに出した。黒変死亡。

袋がけまでは極めて順調であったが蛹化、および蛹化後の段階でなんとなく数が減ってゆく感じ。

これまで4蛹 前述の黒変死亡。健常にみえる蛹は、早いものはもう蛹化後 2wたっているが一向に羽化の兆しなし。

いまのところ 羽化するものないのは、もしかすると越冬蛹になったのかな。 

一時期、北海道猛暑の日が続き、一階のすみのやや薄暗い環境でシャーレ飼育していたので幼虫たちは真夏の飼育と間違って越冬蛹のスィッチオンになったのかもしれない。

袋掛けのとき数本の枝を束ねた基部の隙間から脱走した幼虫もけっこうあるようだ。 

別に 一個 事故でつぶし。前蛹で 2匹死亡。etc...…。

最近、仕事の都合で出張が続いたのでやむなく袋がけにしたのだが、やはり野外では袋がけといえども危険が一杯、シャーレ飼育に比べるとかなり歩留まりがよくない感じ。




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