スガ首相の時に6人の学者を任命しなかったのを思い出した。彼は、何も道理が解らず、その恥ずかしさもなく、「公務員の任命権」なんかを理屈としていた。
その程度の屁理屈しか作れない近頃の官僚の質の悪さと、政治家の知能の低さに呆れたが、その後どうしたんだろう。
梶田会長が幾度か首相に会って何か要請しているようだが、真に不満があるならば、或いは、不条理と思うのならば抗議して辞めるなり、賛同するものたちで政府から金を一銭も貰わない独立したNPOでも創るべきだと思う。
確か、抗議して辞めたのは一人だと思うが、その後居たのかしら。
かつて戦前でも、滝川事件のように京大の学者たちが一斉に辞めて抗議の姿勢を貫いた。
自らの職を辞する気概を持った学者であって、初めて、あの無教養で無能な政治家や東大用語の官僚、そして決して政権に吠えない番犬のマスコミに対峙できるのではないか。
それでこそ「日本学術会議」という名称が相応しくなるのではないだろうか。