或る自民党政治家は、同性婚は日本国憲法が予定していないと。こんな時に日頃軽視している憲法を持ち出した。
第24条は「婚姻は両性の合意のみ…」とある。不思議だ、こういう時だけ、中学生級の文言解釈をしている。しかし、「両性」と書いてあるのみ。両性とは生物器官的な男と女を指すとは限らない。
LGBTを支える憲法第13条は「すべての国民は個人として尊重される」となっている。
自民党改正草案では、あえて「人として尊重」となっている。今の自民党は野党に堕ちた時から、国民の多様な「個人」を否定し、国に奉仕する単なる「ヒト」を希望している。
他方、第9条は「…武力による威嚇、又は武力の行使は、…永久にこれを放棄する」とある。それでいて、『安保三文書』『防衛軍備増税』だって!
この矛盾、この手前勝手、怪しい利益相反?
また内閣法制局長官を替える禁じ手を使うのかな。