嘗てこの国はアメリカを奇襲したことがある。しかし、あくまでも「空襲」である。日本軍はハワイに上陸していないから。
本格的な攻撃としては、半年後の1942年6月のミッドウェー海戦であるが、そこで4隻の航空母艦を失った。
海軍は2隻の損失と嘘をついて発表した。しかも陸軍も騙した。
真珠湾奇襲から約半年で海軍は主力艦隊を失い早期講和の道が閉ざされた。敗戦までの3年余、300万余の日本人、2000万余のアジア人の命を奪う戦争を続けた。
(参考:『新聞と戦争』朝日新聞社、半藤一利他『「昭和天皇実録」の謎を解く』文春新書)
「報道1930」で、次の日銀総裁を誰になるのか討論していた。
「アベノミクス」は、誰がどう考えて、誰が作成したのか、庶民は全く知らされていない。安倍さんではなかろう。彼は「道半ば」と強弁するだけで、黒田総裁は「黒田バズーカ」とマスコミに囃されて悦に入っていたが、近頃は暗い顔だ。
二人の自己陶酔者の面目のために、ミッドウェ―海戦で3年延ばしなのに、彼此10年間経済は成長しなかった。失敗したのである。結果は引き戻せない借金国へ成り下がった。その責任者の一人は鬼籍に入り、もう一人は失敗を認めない儘に任期を全うするとか。誰もが不条理を感じる。
日頃から声の大きい議員も静かで、マスコミも殆ど騒がない。不思議な圀だ。
次の総裁を誰にするか?キシダの安倍教への恐怖の度合いがそれで解ろう。