「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「梅雨の名残」

2008年07月05日 | 季節の移ろい・出来事
ついこの前まで、お行儀よく「前へならえ!」をしていたレンコンの葉っぱが、いつの間にか逞しく成長した。お行儀も前へならえも関係なく、われ先に根を張り枝葉を広げ、他人の領分まで侵して行っているようだ。

こうしてしっかり自立しなければ、近々訪れるの真夏の灼け付く太陽や、台風の大風に対抗出来ないことを知っているのに違いない。それらにジッと耐えてこそ、秋には見事な収穫をもたらすことをも知っているのであろう。

葉っぱは、折り畳み傘の大きさにまで広がり、にわか雨の水たまりを支えるまでに成長した。花は見事に開きはじめ、お盆用の仏壇花として出荷され、都会では重宝されていると聞く。

レンコンの葉っぱが雨水をたたえ、花が出荷される頃になると梅雨明け間近、真夏の太陽が顔を出す日が近くなる。この頃が、蒸し暑い寝苦しい夜の第一次ピークを迎える。

幸か不幸か、田舎生まれの田舎育ち。季節の移ろいを肌で感じながら、孫との散歩を楽しめる今を大事にしなければ、バチが当たりそう。
寝苦しいだの蒸し暑いだのの愚痴を飲み込み、レンコンの葉っぱに宿る、梅雨の名残を観賞しながら、避けられない夏を迎え撃つ気持ちを養っていくことにしよう。
(写真:大きく育ったレンコンの葉っぱに宿る雨水)







コメント (2)
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