「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「保存食」

2008年07月01日 | 晴耕雨読
我が家でとれた小振りのラッキョウ。断っておくが、肥やしが足りなかったり、手入れが悪かったわけではない。わざわざ小振りにしたのである。

これも農作業師匠の知恵を拝借して、一昨年植えたラッキョウを昨年は掘らず2年目の今年掘ったのだ。ラッキョウとはおかしな植物で、植えてから1年目が一番大きく育つ。もっと大きくしようなどと2年そのまま畑に放置すると、1年目の半分くらいなスリムに実る。

3年目になると、またほどよい大きさになり、値打ちが最も高くなるそうである。専業農家の人の前でする話ではない。が、ブログ閲覧者が全てお百姓さんではないだろうから、敢えて自慢げに知ったかぶりな講釈を述べている。

紛れもなく言われるままに実践して、2年目の小振りを堀上げ、手間ヒマかけてシゴをして、ラッキョウ漬けが出来るよう準備した。

先だってが梅干しで今回がラッキョウーかい、と嘲笑する友の声が聞こえてきそうである。が、ぬかみそ臭い話などとバカにする事なかれだ。
我が国食品自給率40%割り込みはご承知の通り。60%強を頼っている輸入食品においては、後立たぬ産地偽造や消費者だまし。金儲けのためなら何でもあり。

そこへ行くと、古来から伝統的に受け継がれてきた「梅干し」「ラッキョウ」などは保存食の雄である。しかも正真正銘”メイドイン我が家”これ以上安心安全な食材が他にあろうか。ちょっとしたおつけ者、箸休め、食欲増進など効果は実証済みである。

まあ硬い話は抜きにして、お腹を空かして我が家に帰ってくる孫が、クッキーなどは見向きもせず、代わりにつまんで食べる少し甘口の美味しいラッキョウを、今年も作ってもらおうっと。
      (写真:手間ヒマかけた、小さな小さなラッキョウ)
コメント (9)
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