「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ビワがウマいよ…」

2009年06月04日 | 晴耕雨読
今年もタマネギを収穫する頃となった。
出来映えはまあまあ。昨年に比べるとやや小振り。しかし、昨年は玉太りが良すぎて、早くから芯が腐ってしまうものが多く、大半を捨てた。その点、今年の方がよく締まっていて保存は利きそう。

じいちゃん一人が抜いて、4本をくくり、棹に吊す方が作業的には早いのだが、我が家の場合早さは必要でもない。
学校帰りの二人の孫に競争で抜かせる。やるやる……順番も何もあったものではない。手当たりしだい引っこ抜く。
あっちこっちに投げちらかす。

大半を抜きチラした頃、兄ちゃんが、熟れて食べ頃になっているビワを見つける。そしたらもう、タマネギどころではない。たちまちビワ食い競争。一人は一粒もぐと、必ず水道で洗わなければ口に入れない。一人はもぐが早いか、皮を剥いてペロッと口の中。スピードはまるで違う。 たった1年7ヶ月しか違わない兄弟なのにこの違い。実に面白い。

「タマネギはね、葉っぱを切り取ってちゃんと陽に当てて渇かさないと、長持ちしないんだよ…」と葉っぱを切り落とすのを見せる。「こうやって4玉をヒモでくくって軒下に吊すと、冬近くまで食べられるんよ…」と、彼らには関係ないだろうが一応じいちゃんのウンチクを聞かせる。

…んなこたーどっちでもいい、ビワが食べたい一心。でも一人は仕方なくでも聞きながらビワを食べる。一人は全くお構いなしビワをむさぼる。 どっちがいいのかよく分からない。やっぱりどっちもいいんだろうね。

そしてまたこいつらのために、1本30円のサツマイモの苗70本を植えた。
秋には間違いなく、二人が競争で芋づるを引き抜く歓声を聞きたくて……。

       ( 写真: 引っこ抜いて投げ飛ばしたタマネギの上で、ビワをむさぼる )
コメント (10)
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