「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「粋な呼び名」

2009年06月05日 | 趣味・・エッセイ
この季節、一番目立つ花は紫陽花と花菖蒲。いずれ劣らぬ華やかさ。おまけに何故か、どちらも雨がお似合い。 残念ながら花菖蒲は我が家に咲いていない。だから後日に回す。

誰が名付けたか知らないが、我が家の庭にもかれんに咲いた「すみだの花火」
紫陽花(あじさい)の一種で、いろんな品種改良の結果、登場した新種。名前が粋で面白い。
花火のように星型の花が飛び出すような形をしている。 こんな日本人の“粋”は忘れたくないなー…って思う。

元々紫陽花は、雪の下科の植物なのだそうな。そう言われると、「雪の下」と似ていなくもない。
花の色は、紫・ピンク・青・白などいろいろある。花の色は土が酸性かアルカリ性かによっても変わるみたい。
具体的には、酸性土壌では青色が強く、アルカリ性土壌では赤色が強くなるらしい。 一方で、花の色は土によるものではなく、遺伝的に決まっているとも言われている。 はてさてどっち……?

さて紫陽花の気になる花言葉は、 「移り気」「高慢」「辛抱強い愛情」「元気な女性」「あなたは美しいが冷淡だ」「無情」「浮気」「自慢家」「変節」「あなたは冷たい」などなど……。なんとまあ多いこと。アマリリスの比ではない。間違っても、花言葉を添えて、女性に贈る花ではないことがよーく分かる。

紫陽花や   藪(やぶ)を小庭の   別座敷・・・ 松尾芭蕉

紫陽花の   末一色(すえひといろ)と  なりにけり・・・小林一茶

なんだかんだ言っても、この時期、欠かすことの出来ない心和ませる花である。

        ( 写真: 我が家の庭に咲く“すみだの花火” )

コメント (12)
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