「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「隣り合わせ」

2010年10月05日 | 季節の移ろい・出来事
モクモクと入道雲が湧き上がる秋の空。季語でいうなら入道雲はまさしく夏。
秋の空を言うなら、いわし雲がお似合いのはずである。

ところが今日のお昼前、南の空に間違いない入道雲が湧き上がっているのを見つけた。
見つけたというより、南方向にある我が家への帰り道、フロントガラスに映し出された雲行きが目に入っただけのこと。
すぐにクルマを停めて、カメラに納める努力はした。

確かに形は入道雲なのだが、あのそそり立つというか、計り知れぬ大きな力で湧き上がる夏の入道雲とは、いささかおもむきが異なる。
何とはなしに優しさを感じさせる、柔和な入道雲、可愛げのある入道雲なのである。
しかもすぐ脇に、真っ黒い雨雲を控えているのが愛嬌である。

すぐにも降り出しそうな黒い雲と、陽光をたたえながらも優しい表情の入道雲が隣り合わせ。
これぞ変わりやすい秋のお天気を象徴する光景である。“男心(女心)と秋の空”を地で行くような。

秋の空模様が変わりやすいことは太古の昔から言われている。
が、政治の世界、一国の舵取り役の信念は、秋の空の真似をされては心もとない。
ブリュッセルの、廊下で偶然の顔合わせによる首脳会談であろうと何であろうと、我が国の主権を守ることに妥協はない、ということは強調してもらいたいものだ。変にニヤけずに。

と思う一方で、今の自分を振り返ったとき、我が信念を表に出し得ているだろうか・・・?

    ( 写真 : 午前11時50分、瀬戸内海に浮かぶ入道雲と雨雲 )
コメント (12)
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