起きがけに窓を開け放つ。未だ掘っていないサツマイモの葉っぱに露が光る。
寒露というには少し早い気がする今年の秋の陽射し。
そうは言いながらも朝夕の冷え込みは、暑かった夏、猛暑酷暑に悩まされた日々が、何となく懐かしくさえ感じられるようになった。
無理もない、10月半ば、今年も2ヶ月半を残すのみとなった。
色々やらなきゃならないこともある。やりたいことも色々ある。
『寝床に付くときに、翌朝起きることを楽しみにしている人は幸福である』
とある人が言った。
明日はあれをああやって、これはこうして・・・と思えることは幸福なことだと思い知らされる。
そんな中に、ほっこり気持ちが和む感動に出会えることなどあれば、さらに幸福感は大きくなるに違いない。
そんな感動は、求めて得られるものではないかも知れない。しかし求めなければなおさら、先方から近づいてはくれない。
出会った感動が、気持ちを豊かにし、腹の底から力が湧いてくるエネルギーに変わるなら、これほど素晴らしいことはない。
そこに感謝の念を忘れず、感動と向かい合うことが出来るなら、翌朝の目覚めを楽しみに眠りにつくことが出来るのだろう。
いくら頑張っても、人の一生夢幻の如くなりだ。 楽しく生きるに越したことはない。
何かと物思う秋ではある。
(写真 : 手のひらに乗る、ほっこり幸せ。この世に一つしかない手作りお地蔵様)
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