「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「孫に惹かれて願行寺」

2011年05月22日 | 家族・孫話

        
         お稚児さん姿の兄ちゃん。ちょっと照れる三男坊
             

孫の兄ちゃん二人がお稚児さんになって、お寺行事に参加するという。
何はともあれ駆け付けて、写真係に汗を流した。三男坊のお守りもしっかりやった。

岩国市内からクルマで約1時間、島根県境にほど近い集落にある「松柄山・願行寺」という古刹で、庫裡の落慶に合わせて、親鸞聖人750回忌大遠忌法要が執り行われた。
社寺において数十年に一度行われるような一大行事には、お稚児さんを参加させるという旧来の風習にのっとった儀式である。

稚児とは・・・。調べてみると多くの定義や意見が分かれている。その元祖は源義経の幼年時代の牛若丸という話もある。
ここでは、お稚児さんとして、寺社で営まれる行事に参加することで、み仏に守っていただき、やさしく賢い良い子になるという願いをこめ るものである。頭上にみ仏の聖水を頂く、 灌頂 (かんじょう) という儀式もあり、物事の道理をわかる賢 い子になるようにという願いを込めて参加させて頂いた。

本来は6歳以下の幼児を対象とするところ、少子化もあり、今回は3歳以上小学6年以下が招かれた。
普段全く着ることのない特別な稚児衣装。仏壇専門店から派遣された女性講師に従って衣装を身に着ける。襟元がきつい・・・。ハカマのヒモが胸を締め付ける・・・。あれこれ苦情を言う。でも出来上がってみると、これがまた絵になる。これぞ馬子にも衣装!!

二人とも初めての体験であり、おそらく二度とチャンスはないのだろう。
宗教的なお話しは、大人になってじっくり考えてくれたらいい。今は、兎に角多くの場に多くの足跡を残させることこそ肝要。と、親が欲張っているのかもしれない。

「いただきます」は食べる合図ではなく、命への礼儀」
大きな山門の柱に貼られた、手書きの標語が身にしみる一日であった。

( 写真: 10人の住職さんの間に入って、ご本尊様の周辺を2周するお稚児さん)

 

コメント (8)
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