「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「間もなく・・・」

2015年02月11日 | 季節の移ろい・出来事

                  

庭の片隅にある1mにも及ばない小さな梅の木に、今年もたくさんのつぼみがついた。
4・5日前からかなり膨らんできたな・・・と思っていたら、寒の戻りと言われる寒さに押され、再び固く閉じてしまった感があった。                                                                                                                                                そして今日の建国記念日の温かさに誘われて、閉じかけたつぼみを一気に膨らませた。まさしく間もなく開花。いつも言うように、梅がほころぶ頃となる。 

つぼみはきれいなピンク色をしているが、実は白梅。それも八重に咲く見事な花を見せてくれる。
ここらあたりを縄張りとする目白のつがいが、そろそろやってくるころか。

目白のつがい、と言えばこんな随筆が目に止まった。
大寒のやわらかな日差しの中で、目白のつがいが庭の山茶花にやってきた。そこへ、ピィッと甲高い鳴き声で1羽のひよどりが現われた。
小鳥たちは木陰に潜んで動こうともしない。突然の来訪者を追っ払ってやろうとガラス戸を開けた途端、ピィッと一声残しひよどりは飛び去った。チッチッと小声で囁きながら、目白たちは再びピンクの花園で戯れる・・・。というものである。 

確かにこの季節の庭の状況を捉えた情緒ある随筆だと読んだ。が、待てよ。
あの繊細な神経の持ち主の目白が、鳴きながら飛んできたひよどりと同じ木にいつまでもとどまっていられるのだろうか。
もう一つ、追っ払ってやろうと窓を開けたら、ひよどりだけが飛び去って、目白はそこにとどまったことになる。
まあいい、それが事実なら随分図太い神経と、度胸のある目白のつがいがいるということなのだろう。

その昔こんなクイズがあった。
電線にスズメが6羽留まっていた。そのうちの1羽を鉄砲で撃った。残っているのは何羽でしょう。答えはゼロである。
電線に留まった仲間が打たれれば、スズメは何百羽留まっていようと一斉に飛び立つに違いない。電線に残るスズメなんていない。

だからどうなんだ?目白が逃げなかったのはおかしいというのか・・・と開き直られると返答に困るのだが。
なんかしら人間の世界にもこのように何とも咀嚼しきれないことがいっぱいあるな~。
小保方さんはトカゲの尻尾切りみたいに懲戒解雇という裁定を下された。すでに退職して在籍しない人間に向かってである。
他に最大限に協力した一人は早くに自殺という悲惨な結末を迎えている。今一人の論文共著者はわずかな出勤停止処分だというのが「理化学研究所」の出した最終判断だそうだ。

詳細を調べもしないで軽軽な発言は慎むべきであることはよくわかっている。
しかし、将来の日本医療の研究を行う知識人の集まりであるはずの理化学研究所でさえこの結論。日本人の感覚、大丈夫なのだろうか。                                                                                                                                      

コメント (2)
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