昭和32年卒業 「中学校同窓会2015」。 満面の笑顔で再会を約して別れた。
177人の案内状発送で、参加者54人。「少ない」というべきか「多い」というべきか、はたまた「まあまあだね」という言うべきか。
意見は分かれると思うが、出席率ジャスト3割。総勢54人の楽しい同窓会ができた。ホ~~っと深呼吸。一仕事終えた安ど感が心地いい。
さら~っと歓迎の挨拶に続いて、「カンパ~イ」。資料を作り幹事さんを集め、何度か開いてきた幹事会が報われる瞬間。
中には「あの人誰じゃやったかいねー」と聞いてくる者がいるほど変化した仲間もいる。
「あんたはほんとに俺たちの同級生?」と尋ねたくなる今風の女性もいる。「やっぱりこの顔に会えるのが楽しみ」という人も間違いなくいる。
そんなこんな顔を寄せ合って、お互いの消息を確かめ合い、思い出話に花を咲かせる光景があちこちで広がる。
その、なんとも言いようのない眺めこそが同窓会の醍醐味であり、幹事冥利に尽きるひと時である。
「もう一度だけ同窓会をやらせてください。それは4年後の喜寿で、それを終えたら幹事団を解散します」と、開会挨拶に一言付け加えたら、閉会の挨拶の中で「4年は待てない、せめて2年先、いや毎年でもいいから頼むよ」と、遠来の友が言う。拍手がわく。
「人の気も知らないで・・・」という恨み節も唱えたくなるが、それほどに今回の内容に満足してくれたということか・・・と勝手に喜ぶ。
そして、また新たなエネルギーが湧いてきたら考えてみるよ・・・と曖昧に答えておいた。
あれこれ思いを巡らせて、前回まで催してきた、各人の趣味の作品を展示する「趣味のコーナー」を今回は見合わせた。
今まであったものを廃止するのに勇気は要ったが、それは作品展という側面を外したことで、物を眺める時間が省けたことにより、個人的な会話がさらに多くなったという利点を生み出したようにも見えた。
兎に角感謝の言葉を多くもらった。間違いなくみんなの笑顔が弾けていた。
これまでにない参加者の減少で、幹事としては盛り上がりの度合いを少なからず心配したが、「人数ではではないよ」「雰囲気作りが一番よ」と教えられた思いで、「やはりそうか・・・」などと妙に納得した部分もある。
交通費にホテル代、何より大層な時間を使って関東・関西方面から、四国方面から参加してくれる仲間には感謝の言葉もない。
その割に地元にいて「元気でボランティアに励んでいます」というなら、欠席ではなく「出席」の方に丸をしてもらいたいのだが・・・。
兎に角おわった。喜んでもらったということで、幹事一同も喜ぶことにしよう。次はアルバム作りという大役が待っている。
これを作り上げ発送した時が、本当に今回の終わりである。もう一息。