絶妙の間合いで出くわしたTWILIGHT EXPRESS 「瑞風」
8月27日(日)、朝早くからの「小中学校環境整備活動」つまり、校舎周辺や運動場などの草刈り、樹木の剪定など、2学期の始まりに備える学校環境を整備するボランティア活動で、3校を駆け回って大汗を流して帰った。
シャワーと熱いコーヒーで一服。カミサンの里のお墓参りにでかけようと家を出た。
2分も走ったところで、国道と並走する山陽本線に、野球のキャッチャーマスクにも似た異様な車両がゆっくりと下って来るのが見えた。
「みずかぜよ」とカミサンが叫ぶ。こちらは国道登り車線走行中。幸い左側にバス停が。緊急停車、慌ててカメラを取り出した。
シャッター押すときは、MIZUKAZEの顔と秀麗な姿が捉えられたと思ったのに・・・とんでもない黄色い乗用車がまともにお邪魔虫。
それもこれも全て偶然のなせる業。時あたかも11時00分であった。
3秒早く出かけていたら、そこにバス停はなく緊急停車など出来はしない。5秒遅く出ていたら通り過ぎてしまった後。
まさに千載一遇の出来事になんかしらちょっと感動。
動くホテルで豪華な食事をしながら、悠久の歴史を感じ、景色を楽しむために、法外な大金をはたくほどのゆとりも気持ちも持てない今は、「へ~ JR西日本ががね~、豪華寝台列車運行をね~」と言った程度の、貧乏的感覚でしかないが、お金持ちの皆さんがこぞって予約する豪華列車との絶妙な間合いの遭遇に少し面白みを感じる。
そこで、JR西日本のHPから引いた「MIZUKAZE」の命名エピソードやコンセプトをそっくりそのまま転載してみたい。
それで興味を持たれる方は是非とも、JR西日本の経営にご加担を・・・。
『「瑞風」とはみずみずしい風のことであり、吉兆をあらわすめでたい風という意味もあわせ持ちます。
「瑞穂の国」と呼ばれる美しい日本に、新しいトワイライトエクスプレスという風が幸せを運んでくる、そんな情景をイメージしました。MIZUKAZE の“M”を山並みに見立て、吹き抜けていく風をトワイライトエクスプレスの象徴である天使で表現しました
京都や松江、出雲、宮島等の豊かな歴史・文化。日本海や大山、瀬戸内海の多島美等の美しい自然。
西日本には、日本の原風景とも呼べる場所がたくさんあります。
ホテルのような上質さと心休まる懐かしさを感じる列車で、この国の素晴らしさを再発見していただく。
美しい車窓の眺め、一流の食の匠による料理、洗練された車両、そして沿線の魅力・・・。
TWILIGHT EXPRESS 瑞風は、ここでしか味わえない特別な鉄道の旅をご提供いたします。』ということだそうな。
ちなみに、列車のスピードは、時速20kmそこそこ。極めてゆったりの旅。景色を堪能できそうである。
走り続けて来たように思えるこれまでの人生のご褒美に、ちょっと贅沢を考えてみるのも悪くないかもね~ などと空しい夢を・・・。