悠雅君とともに初もうで 錦帯橋下河原では、空手道元修館本陣による寒げいこが
絵にかいたような絶好の初もうで日和。風もない穏やかな日差しに誘われて、悠雅君を誘って初もうでに出かけた。
正月二日。この穏やかなお天気の割には、意外に初もうで客が少ない。ちょっと気にかかる。
いつもの通り、自分の中で決めている三社参りのコースをたどる。錦帯橋を挟んで、錦川のあちら側とこちら側に位置する、吉川家代々と縁の深い神社である。
悠雅君などは、産後のお宮参りから七五三など、ずっと成長を見守ってもらっている神社であり、私たちもことあるごとに参拝している氏神様である。
折よく錦帯橋下河原で、派手なパフォーマンスをしている集団が目に入った。
毎年正月二日に行っている、地元の空手道場「元修館」の寒げいこの現場に出くわすというラッキーな偶然。
石ころの河原に立ち、寒風に逆らって上半身裸。気合もろとも川の中ほどへ躍り込む。もちろん女性は上着を付けているが、まさに老若男女こぞって水に浸かる寒げいこ。対岸からではあるがその一部始終を見せてもらった。
寒中の一定期間、武道 などの練習を早朝に行う日本古来の修行法。現在 では早朝に限っていない。寒さから逃避するのではなく、それに積極的に取組み、技術修得よりもむしろ精神力の鍛錬に重きが置かれている。と定義づけられる寒げいこ。例年の行事とはいえ、見ている方が震えるような、精神鍛錬ではある。効果のほどや如何に。
今年もまた、このように色んな偶然に遭遇したり、予定の行動に追われたりしながら、忙しかったりヒマを持てあまりしたりして日々を過ごすことになるのだと思う。
やはり、何かにつけて気持ちが幅広く動くよう「感性」というアンテナは錆びさせないよう、寒げいこもいいが「感げいこ」も忘れないようにしたいものだな~。