全国各地で、熱中症や熱中症と思われる症状で救急搬送される人が後を絶たない、9月に入ってのこの猛烈な暑さ。
台風による停電やライフラインが打撃を受けた被災地の難儀は如何ばかりか。ただただお気の毒である。
所用があって外に出ると、アタマがクラクラするほどの厭な、悪い暑さである。それこそ氷で冷やしたお茶を10分おきに口にしたくなる。
マイボトルが手放せない。これほどの悪暑さも珍しい。地球温暖化とやらで、こんな暑さが珍しくなくなる日が来るのだろうか。
そんな陽射しも収まった夕方を狙って、昨夕、庭のサザンカの徒長枝をホンのちょっと刈り込んでおこう、と剪定ばさみを握った。
「今日はこのサザンカだけの剪定だから」という気の緩みが、手袋もやらず、腕抜き装着などの準備をなにもしないまま、刈り始めた。
ものの15分もあれば終わった。「こんなもん、チョロいもんや!」と、滴る汗をシャワーで流した。
何かしら両腕の内側が熱っぽいものを感じた。ま、なんてことなかろうと眠りについた。
真夜中になって、両腕がなんともかゆくて目が覚めた。触ってみると真っ赤な発疹が無数に出ているではないか。慌てて買い置きの虫刺され薬を塗った。
ヒリヒリ、しかもやけに熱い。今朝起きて再度確認したら、もういけない。両腕どころか上半身全体に発疹が広がっている。
行きつけの皮膚科に駆け込んだ。一目見るなり「またやられましたね。注射も飲み薬も必要ない程度なので、塗り薬を」と処方された。
「〇〇さんは、剪定に気をつけないとねー。特に6月とこの時期のツバキやサザンカに近寄らないこと」と笑いながら注意をもらった。
梅の木の剪定は、何度も痛い目に遭っているから、服装は完全装備で身構えて臨むのに。ちょっとだから・・・ この油断が命取り。
首から胸、お腹周りまで、かゆいかゆい。
ツラの皮は厚くても、皮膚の皮の薄い人はご用心。ツバキ・サザンカの剪定は、どんな小さな虫も入り込ませない完全重装備で。
それと、少々枝が伸びていても、しらん顔の出来る厚かましさも必要なのだ。手遅れながら、また反省!!