「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「高校文化祭」

2019年09月29日 | つれづれ噺

深まりゆく秋の一日。地元にある高校の文化祭にお邪魔した。
高校の文化祭と言えば2年前、孫兄ちゃんが島根県の山深い高校に進学した2年生の秋、初めて見学して大きな感動を得て以来のこととなる。
あのときも、各学年、各クラスごとに独自の企画やターゲットを絞ったパフォーマンスに目を見張った憶えがある。
地元にあるのは総合高校で、男女共学。前期・後期制で、9月末日が前期の最終日となっている。

                     華道部による草月流生け花の出迎え
                
先ずは華道部による、華麗な草月流生け花の数々がお出迎え。
次いで茶道部によるお茶席では、裏千家の作法にのっとったお抹茶を楽しんだ。その後、やおらメイン会場の体育館へ。
間もなく始まる、メインイベントのファッションショーに備えて、熱気ムンムン。我々の年代数人の見学は、希少価値を発揮しているとも言える。

会場には、今年のスローガン「Memorise~個性を出して思い出に残る総合祭に~」が掲げられていた。
特に目を引いたのは、女子生徒18人による華麗なファッションショーである。ファッション造形授業で学んだ縫製技術生かした、思い思いの手作りドレスには、作者の熱い思いも縫い込まれていて、見る人に感動を与え、奇声・歓声・怒濤の拍手など興奮が体育館に渦巻いていた。

 

                      

二人一組でファッションロードを闊歩するモデルには、同じクラスや親しい友から花束や小さな贈り物が渡される。それに対して、モデル達は小さなブーケをお返しする。中には感極まって互いに涙ぐんで抱き合う女性同志もある。中には、男子生徒が待ち構える輪の中に入って、男子生徒が軽々とモデルを抱き上げるシーンもある。
こうなると、我々の遠く手の届かない今風の独特の雰囲気になる。
運動会のフォークダンスで、オクラホマミキサーに乗って女子と手をつなぐだけで、胸が張り裂けそうな思いをした我々世代とはえらい違いである。

少しの羨ましさと、あっけらかんの開放感と、今時の高校生の生の姿に触れる貴重な時間を得た。招いて頂いた校長先生に感謝。そんな秋の一日を体験した。

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