満開の梅に遊ぶジョービタキ
ゆっくりとした春の訪れを感じて、ジャガイモの植え付け
思わず上着を一枚脱ぎたくなるような日差しがまばゆい。
満開の梅の木に遊ぶジョジョービタキに誘われるように、春を感じてジャガイモの植え付けをした。
左肩に負担をかけないよう、軽量の家庭用耕運機を駆使して先ずは固くなった土を耕す。溝を掘りタネイモを置いて両サイドに肥やしを入れてから軽く土を被せる。
それほど難しい作業でもなく、なんとかリハビリ中の身にもやれた。早く植えなければ時季を逸するという気がかりを引きずるよりは、案ずるより植えるが易し。済ませてしまえばひと安心。タマネギは昨年11月、入院する前に植えておいたので、取り敢えずはタマネギとジャガイモという、食材の王様の二つは、およそ半年間自家製でまかなえる。
その時季が来ても、寒さに震えさせられるとなかなかやる気が起こらない。
そんな意味でも今日は、我が家の周りに、ゆっくりと春が訪れた気分である。
こんな季節を迎えるところもあれば、まだまだ除雪車に跳ねられて高く積み上げた雪の山に難儀をされる地方もある。一様の春の訪れが待たれるが、今しばらく時間はかかりそう。北陸、東北、北海道方面の方には、今も大雪見舞いを申し上げたくなる。
もっとひどいのは、砲声や爆発音に怯えながら自宅のシェルターに潜んで、命を守る危険に晒されて人々がいるという現実。人間の業などと簡単には言えないが、戦争とはこの上ない罪作りである。この地方にこそ一日も早い春の訪れが待たれる。他人事ではない恐ろしさを感じている。