ウクライナ情勢(イメージ図)
自国が恐怖に晒されているわけでもないのに、『自国の安全保障のために』という、世界が認めていない大義名分を打ち立てて、我が意に従わない隣接する国を武力で抑え込もうとする。従わなければ有無を言わせず軍事制圧してでも、我が意を通すプーチン大統領。世界中を暗い気持ちにさせる、ロシア軍によるウクライナへの武力進行、xデーが今日になってしまった。
こんな理不尽な宣戦布告が現代社会にまかり通るのだろうか。もしも今回のロシア論理がまかり通ってロシアが勝利者にでもなれば、それこそ世の平和は終わりを告げるのではないかとさえ思う。武力と財力で世界の秩序を無視して世界の覇者たらん地位を狙う、近くて遠き国などは勇気凛々、世界中の海を我が国の海と言いだすかもしれない。自国の意に従わなければ排斥する。これは空恐ろしい論理である。
そんなことにならないよう、世界中の国が紛争を起こさないように、世界の国々が連携して監視監督することで秩序を守り守らせる。そのためにあるべきはずの国連が機能していない頼りなさ。大国が武力を振りかざせばなんでもできる。無理が通れば道理が引っ込む世界に今私たちは生きていることになるのだ。傲慢な人間の存在によって、どれほど多くの人が塗炭の苦しみに追いやられることか、他人事ではない。
傲慢 嫉妬 憤怒 怠惰 強欲 暴食 色欲 これがキリスト教では7つの大罪と教えられている。