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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「終いのご奉公!」

2023年03月04日 | つれづれ噺

            
築27年、別段何不自由のない我が住処である。1回目の外壁塗装を、セールスに勧められるままに筑後10年そこそこでやってしまった。今考えるとまったくそんな必要なかったのに、まあせっかく新築に住むのだから出来ればきれいなままがいい。などと粋がったのかどうか、兎に角早すぎる1回目だった。あれから17年、まだまだ十分な見栄えはあるのだが、今出来るうちにやっておいたらもう次は私達の手でやることはない。言うなれば終いの投資、終いのご奉公の意味もあって、手がけることにした。

  
         家の周辺ぐるり、安全作業の基本となる鉄パイプの足場がビッシリ組み上げられる。

  
     塗装工事なので、色物塗料が風で飛ばされないようにベールに囲まれる。この状態で約2週間辛抱を。

全て覚悟の上で乗りかかった船だから、がんじがらめの足場を組まれ、風よけやら目隠しやらのシートを張り巡らされて、早くても2週間はかかる工事期間はまるで塀の中の生活みたいである。実際の塀の中は経験していないが、想像するに窓も開けられない空気の入れ換えは作業が終わった夕暮れ時。我が家なのに出入りは玄関1カ所だけ、それも軽く小腰をかがめて。

でもまあ、わずか2週間の辛抱で見違えるほどの化粧直しをした我が家を眺めるのも悪くはないだろう。とはいうものの大枚を支払う大仕事ではある。僅かな蓄えの中から近来なかった大金の出費。痛いな~。時節の流れ、経年劣化がここにも大きな影を落とす。私達がいなくなっ後この家はいったいどうなるのか。
そんな先の取り越し苦労を思っても仕方のないこと。生きている今を楽しまなくてなんとしょう。

2週間もしたら桜の便りも声高になるだろう。その時こそ桜と共に綺麗になった我が家に祝杯を上げよう。終いのご奉公なのだから。

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