「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ひな祭り!」

2023年03月03日 | 季節の移ろい・出来事

                                                                      
多くの家庭がそうであるように、我が家のお雛かざりも長い間階段下の物入れの一画を占領している。
と~きどき出すことはあるが、ここ数年静かにお眠りのままになっている。長女誕生と色めき立って嫁さんの実家から豪華な七段りを贈られた半世紀前の値打ち物である。贈られたのは本来は私達ではなく私の娘、実家からみれば可愛い孫への贈り物であったはず。なのにどういうわけか娘はお嫁入り道具の中に雛かざり入れず、我が家に置かれたままである。

出すのも仕舞うのも大変な手数ということで、滅多に日の目を見ない。数年前必死に飾り付けをして、孫君達に「お母さんの雛かざり」と言って見せたら、お雛様には興味を示さない彼らも「お母さんの・・・」という点には、ニヤッと頬を赤らめる一幕があったことを覚えている。その娘の三人の子は男の子ばかり。かたや、兜飾りを贈られた息子の方は女の子が二人。

さすが女の孫は「お雛様見たい」とばあちゃんにおねだりするが、「あなたたちにはじいちゃんばあちゃんが贈った雛飾りがあるでしょ」という話になる。
そハタハタと思い出したのが、5年前に撮ったこの写真。タイトルに「お地蔵様ではありません」と付けた。ふっくらまん丸顔の妹はまるでお地蔵様みたい。愛おしそうに手を添えるお姉ちゃん。あれから5年、小学3年生と幼稚園年中さんに成長。

目に入る形は変わったが、三兄弟に比べると柔らかさとおとなしさがまるで異なる。当たり前の話だが。
そこへいくと姫孫はいつまでたっても5年前のこの写真がよみがえる。そして自慢たらしく、どんな豪華なお雛飾りよりもこのあどけない写真の方がひな祭りにはお似合いだね。などと密かに思うジジバカである。柄にもなく3月3日に触発された桃の節句の雑感である。

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