1月はさっさと往き、2月は逃げるような速さで過ぎ、早くも弥生ついたちを迎えた。
弥生ついたちと言えば言わずと知れた高校卒業式である。全国各地で様々な卒業式が催された模様。
その様々の代表格がマスクの着用の是か非か、必要か不要かのマスク事情である。ある高校の卒業生代表の言葉が耳に残った。
「この3年間マスクを付けた顔との出会いに始まり、マスクを付けての卒業。3年間本当の顏を見ないまま過ごす不自然さが頭から離れない。これから先、何かで顔を合わせる時はマスクなしで会おう!!」と。そっか~ 3年前に始まったコロナ禍はちょうど彼らの3年間にオーバーラップするのだ。思えば気の毒である。せめて卒業式は「マスクなし」を推奨されたとしても、現段階では「よしッマスクを外そう」とするには勇気が要る。
私たちのようにワクチン接種5回の実績をもってしても、いざ不特定多数の中に入るとなると一にも二にもマスクは必須アイテムである。臆病と言われようと何と言われようと現段階ではマスクを付ける派である。
ただ、何度も言うように3年間のマスク生活は辛かったね~。好きな人でもそうでない人でも、何はともあれ素顔で接してみたいよね~。涼やかな目元に惚れ込んで、あるときマスクを外したらガッカリ・・・お互いに不幸な話だよね~。
そんな愚にもつかない話より、高校卒業の一区切り。何はともあれおめでとう。3年間を頑張ったことはもちろん、小中高9年間を無事に生きたことになる。そして次なるステップは、就職・進学の大きな岐路に立ちどっちにしても希望が胸を押し広げる弥生ついたち。春眠暁を覚えずの休暇もつかの間、新たなスタートライン。どの子にも幸多かれと祈りたい。