「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「弥生ついたち卒業式」

2021年03月01日 | 家族・孫話

    

ほころぶ梅に祝福されるように、あのカー君が高校を卒業した。コロナさえなければ、ジジも卒業式会場に出向いて記念写真の30枚も撮りたかったのに。コロナ感染対策のため式場入場許可は、生徒1人につき保護者1人だけという厳しさ。これでは、ゴリ押しをすればカー君のお祝いを汚すことになる。致し方なし、式を終えた帰りに我が家に寄ってくれるのを待つだけ。

友達5人で最後のファミレス昼食会をして来たので遅くなってごめん、と言いながら、愛用の高級チャリでやって来た。高校生活最後の日の制服姿をカメラに納めさせてくれたのは、彼からジジへのせめてものプレゼントだったのかもしれない。どっちにしても有り難かった。

小学校入学を前にした6歳の時、上手に理詰めで攻められて、ついにジジババの重い腰を上げさせ、3泊4日の東京見物に連れて行かされた。1番の目的は東京タワーの展望台。2番目は、その当時総理大臣であった麻生太郎さん。「あそうさんの仕事をするところがみたい」つまり国会議事堂が見たいという、なんかジジくさい感覚も持っていた。

特に、幼稚園から我が家に送られてきて、ジジと二人で散歩するときのおしゃべりは、特有の発想とトンチの利いた説明が実に面白かった。活発でやんちゃな2級上の兄は、何をやらせても栄光が似合っていた。しかしカー君は栄光とはあまり縁がない、どちらかと言えば鈍くさい方であるが、何かしら違う魅力を感じさせる面白さがあった。

成長につれて寡黙になり、迫力の無さが少し心配でもあった。が、高校入学の時ジジと交わした約束が「オレ、1日も休まず学校に行く」であった。果たして?という疑問をよそに、愛用のチャリを駆って、雨の日風の日モノともせず3年間の皆勤賞をモノにした。卒業後の進路も自ら決めて、志望校を神戸まで下見に行き、納得の上で受験した。4月からは寮生活を送るという。

また新たな希望と心配が増える。やはりまだまだボ~~っと生きているわけには行かないようだ。

 

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