広島を拠点とするローカル紙「中国新聞」に、プロ野球公式戦の後半戦日程表が織り込まれていた。
もちろん、広島カープの日程は他とは全く異なる扱い。太字を使い、その字は相手チームによって色分けされている。
カープファンにとっては、極めて見易く、解り易い日程表となっている。
そんな、7月1日~10月1日までの後半日程表を、いつでも見られるように電話機の横に貼り付ける。
その貼り方が、熱烈なカープファン気質の一端を表わしているのか、常なる願望がつい態度に出てしまう。
横はちゃんと水平に、縦は柱に沿わせて垂直に、と思って貼っているのにな~~。
「じいちゃん、日程表がねじれとるよ」と、8才になったばかりの小2の孫が指摘する。
「エッ?ねじれとる?」とか言いながら、決して治すことはしない。シーズンが終わるまで、このままねじれっぱなし。
何故なら、貼るときに「真っすぐ貼ろう」という気持ちの奥の方に「少しだけ右肩を上げて貼ろう」という意識が働いているのだ。
その気持ちは昨年も全く同じで、かなり右側を高くして貼った。そのお陰か、後半にかけてカープの強かったこと。
29年ぶりのリーグ制覇をもたらした。緒方監督の歓喜の胴上げを一緒に感動し、愉しんだ。
今年は、昨年の忘れ物「日本一」を取り返すべく、し烈なペナントレースを戦っている我らがカープ。
特に地力が問われる、夏場から後半にかけて益々右肩上がりの成績を残してくれるよう、願掛けの右肩上がりである。
「ボクも野球をやるんなら、しっかり基本練習して、今日より明日、夏より秋の方が上手になっていくこと、それが右肩上がりというんよ」と教え、「だから練習は大切なんよ……」とジジの講釈を垂れるのである。
交流戦明けの阪神戦。お天気の気まぐれで3連勝は逃がしたが、2勝0敗は幸先よし!!
このまま、少しずつでいい、右肩上がりの成績を残すよう、日程表を見るたびに「今日も頼むぜ」とつぶやいている。
昨年優勝に歓喜した時に思った「私が生きている間二度と見られないかも知れない」を今「大変失礼しました」と謝りながら、今年の優勝シーンさえ思い描いて応援の日々です。
成績不振ながら、ファン投票に選ばれた新井さん、ただただ嬉しいだけでないのではなかろうかと、いらん心配などしていただけに、昨日のヒットはとっても嬉しくて鳥肌が立ちました。
ジャクソンのあの笑顔も早く見たいなあ。
先日あった交流戦を見ていて「昨年の忘れ物、今年は手にできるぞ」と思いました。
孫も、カープに憧れて、どうやら野球に興味津々みたいです。
悠雅君みたいに活躍できる日が来ると良いんだけどなあと、遠く岩国から期待を寄せています。
ただ個人的にはこんないい言葉を使ってもらったことはないような。
せめてカープが後半に向かって、ほんのわずかでもいい、上り調子で行ってくれると、何かにつけてファイトが湧きますね。
ジャクソンの笑顔、もうしばらく先になりそうですね。
新井さん、最後にもう一花咲かせて欲しいですねー。