そろそろ梅雨が明けて欲しいな、今年の梅雨明けはいつごろかねー。などと話題になる梅雨明けが待たれる季節。この頃になると、必ずと言っていいほど日本列島あちらこちらで、取り返しの付かない雨を原因とする大災害が発生する。
時まさに、2年前の九州豪雨災害や3年前の中国地方豪雨災害の追悼式が行われる今、新たに熱海地方を襲った線状降水帯と呼ばれる集中豪雨で、見るも無惨な大災害が発生した。身の縮む思いでテレビ画面を眺める。なすすべ無しの土石流が猛烈な勢いで、全てを飲み込みながら海を目指して下ってくる。
実に恐ろしい光景が現実に起きた。
レーダー観測や気象衛星の発達で、雨の降る場所やおおよその降雨量がピンポイントで予測される現代である。それでもなお、想定外の被災や失われる命の多さに愕然とする。愕然としながらも「あなたは、本当に早めの避難を心掛けていますか」と正面切って問われると、即座に「はいそうです!」とは答えにくい。
気持ちのどこかに「我が家は大丈夫。それがダメなら家もろともに」「この地方は過去にそんな災害はなかったから」「どこに避難するたって遠すぎて移動することそのものが危険よ」などと、色んな理由を付けてあまり動きたがらない。これが人情であり、命に対する甘えであることも自分自身ではよく分かっている。
「早めの避難」とは、「早めに命を守る行動を」とは、いったいどういうことなのか?そんな理屈を言う前に、豪雨予報が出たら安全な場所に逃げることを言う。と決めつけられそうであるが、一宿一飯の恩義に預かる大切な場所。あまり早くから行けるわけもなし、雲行きや予想雨量など、可能な限り具体的な情報を得て次の行動に移る。これが一般常識ではないでしょうかね~。でも、災害が起きて逃げ遅れれば命に関わるし、多くの人に迷惑をかけるし。つらいところである。
「7月中に降る雨量が、今日一日で降る大雨でした」という予報士さん。7月中に降る雨の量って、どこにどれだけ降ったことを言うの?これは止めて欲しいねー。午前中〇mm午後から△mm降りました、の方が具体的で分かりやすいですよ。
「大丈夫だろう」「死にはしないだろう」と思っている自分が側にいることを、上手く表現できるものだと驚きました。
ちょうど生まれた年の昭和17年に、尾津の沖の土手が切れて、今の国道を超える大水害に見舞われた、と話に聞くだけで、実際の命に関わる体験をしていない分、災害に対する備えに甘さがあったり、命そのものを大事に考えない❝甘え❞みたいなものがあるようです。
やはり自分を自分が戒めないと、助かる命も失ってしまうことになりかねません。
お互い、注意したいものです。
これまで生きてこれたことを喜び、これからは命を大事にをより意識して生きたいとおもいます。コメントありがとうございました。
一回こっきりの人世。一つしかない命。
出来れば大事に、面白く、生かせてもらえると有り難いですね。
元気で色んなことが出来るときが花・華・はなですから、ぼちぼち楽しくいきましょう。