晴れて無料で渡れることになった、国の名勝錦帯橋
郵便受けに岩国市役所発信の茶封筒が入っていた。
高齢障害課、とやや遠慮気味に少し小さく書かれている。
なにもやらかした心当たりはないよな~と思いながらも、確かに私宛てなので開封する。
来たのだ。ついに来たのだ。「敬老優待乗車証」なるものが。
「敬老対象者の仲間入り」という公認の事実を見せつけられた思いがする。
但し、どう考えても本人の意識とは大きな大きなズレを感じてしまう。早い話が、「俺ってそんな敬老扱いしてくれなくたっていいのに」「まだ若いよ~」と思いたいのだ。
ああそれなのに!「平素より高齢者福祉につきましては、格別のご理解をいただき、熱くお礼申しあげます。さて、あなたは・・・」丁重に敬老年齢に達したことが書かれている。
入橋料300円の名勝錦帯橋が、晴れて無料で渡られる。岩国市が運営する市内の路線バスは、一乗車に付き100円という格安料金となる。
大きなお金などありはしないが、滅多に利用しないバス運賃も、錦帯橋の渡り賃も、そのくらいの小銭は持っているよな~と、身勝手なことを思ってしまう。
そんなわがままを言うから、「この頃は扱いにくいお年寄りが多いよね~」とひんしゅくをかうことになるのだろう。
仕方がない、というか、事実を認めるしかない。
これからまだまだ続くであろう、駅前での飲み会に参加するとき、420円かかったバス賃が100円で済む。錦帯橋も無料。この恩恵を有り難く受け止めることにしよう。
それが行政への参画であり、可愛いがられる年寄りへの近道ならば・・・。
でもやっぱり、ちょっと複雑・・・。
88歳の方が運転して姉妹4人でドライブ。
お元気な様子を見て感動しました。
ありがたく受け取りながらも「いや~まだまだ」の気持ちが優先しますよね。
これまで、まじめな市民として義務を果たしてきたことへのご褒美、という先輩の言葉を信じておきます。
・・・ニニンが5→2、2んが5(喜びは倍以上としたかったの)
下手な句を紛らわしくお恥ずかしいです。
社会への還元という見せ場あり
古稀という響きも良くて日々も好い
自分が元気だ・・・という意識が強いからか、「敬老」という言葉がねー。
まあそのうちに慣れるのでしょうが。
ですが、取敢えず元気にこの年を迎えられたことを喜ぶことにしましょう。
そして何より、今のところこの証明書のお世話になる回数が少ないのが嬉しいですね。
そうした「敬老優待…」の類のものを初めて目の前にされると、きっと多くの人がそう思われるのでしょう。
私だってそうかもしれません。
自分の気持ちとの「ズレ」ですよね。
まずは、受け容れてしまうことでしょうか。
あえて通常料金を払うこともなし(えっ?払われますか?)、駅前留学の回数も増やして楽しまれては… しれてるかな(笑)
複雑ですね、でもyattaro-さんご自身がどう変わるものでもないでしょう。
ちょっとだけ足元見つめ(笑)、今までどおりです~。
あえて申しませんでした。
・・・と思いたいですよね、誰がなんと言おうと(笑)
でもまあ事実は事実ですから、先ずは受け止めて。
せっかくのご厚意ですから、せいぜい駅前留学を心がけますか・・・?
そしてやはり、足元をしっかり見つめる謙虚さを忘れてはいけませんね。
おめでとうございます。
「自分はまさか」とみんな思いたいんですね。
でも何不自由ないこの日を迎えたことは有難いことです。
歳じゃありません、気概です。
ますますのご活躍楽しみにしています。