ついに来た! 招かざる客が我が家の奥座敷にも無遠慮に入り込んで来た!!
「フィッシング」、といっても釣りの話でもなんでもない。個人のカード情報を盗み取り、銀行口座から財産を釣り上げて自分の懐に入れようという、とんでもない輩の、最近の詐欺の定番手口である。。
数日前からパソコンに不審なメールが何度か続けて入って来た。
「あなたのカード情報が盗まれた可能性があります。至急こちらへ連絡を」という情報詐取の誘導メールが。
放っておいたら、次はAmazon payという発信で「Amazonお客様、大切なお知らせです。至急ご連絡下さい」という、如何にもあなたのためよという、おためごかしのメールが届いた。
以下の通り、まことしやかな文面である。
「お客様のアカウントは強制停止されています。アカウントで不審なお支払いが検出されました。取引注文を防ぐために、個人情報を確認する必要があります。Amazonログインしてください」としてある。
さらに、クレジットカードでのご入金頂き、誠にありがとうございます。
処理日 〇月〇〇日 1:19:17
購入額 26万?千??円
お支払い方法 クレジットカード
AmazonPay 注文番号・・・・・・・・・
いつ、だれが、どこで、何を買ったのか、単価がいくらだったのか。そんな情報は全く書かれていない。
ただ、問合せ先として、「販売事業所のお問合せ先 ・・・・・・・」と、全く身に覚えのない会社名が書いてある。これはおかしい。しかも26万円もの買い物をカードで処理することはない。第一買った覚えがない。
指定の関係先とは一切のかかわりを持たず、先ずは消費者生活センターへTEL、詳細情報を提供した。
お若い女性で、少し頼りない感じではあったが、指定の連絡先へ当たりを付けてもらったところ、限りなく黒に近い灰色。一切個人的連絡を取らないように。との話。
翌日、アマゾンカード発行元の大手銀行から書面が届いて「明らかなフィッシング詐欺」と判明。
小生のカード情報が、全く知らぬところで何者かに盗まれ、悪用されているという事実が。
「直ちに処置をします」ということで、カード情報を抹殺削除。被害の拡大を最小限に食い止め一件落着した。
この情報は、14~17日の間に発生した事案である。にもかかわらず、今日も上記と全く同様のメールが入っている。たとえ対策をとった相手にでも、このように執拗に波状攻撃をかける詐欺グループの手口。
冷静に対応し、こちらは痛い目に遭わない。彼らに甘い汁を吸わせない努力が肝要かと。蛇足ながら。
PCのセキュリティをあらためてチェックしましたよ(苦笑)
以前から驚いていたのですが、例えば何かの商品をネット検索で調べたら、ブラウザを立ち上げる度にその商品が必ずCMで出てくるんですね、ロボット検索のように毎度毎度・・・これはもう、かなり様々な個人情報が駄々漏れ的にチェックされてるんだろうと感じました。怖いですよねぇ・・・
いつ、どこから、どんな手口で、侵入してくるか分かりにくい巧妙さ。まさにプロ集団です。
「情報が盗まれています。あなたのカード状況を確認して下さい」などというメールは先ず疑って。
一切先方の誘導に乗らないこと。寄せられたメールを確認などしないこと。
淋しい限りですが、一応疑ってかかるくらいの用心が必要な世の中です。気をつけましょう。