2月4日に開幕し、17日間の熱戦を展開している「冬季オリンピックin北京」。
どっちを向いても目が離せな接戦に次ぐ接戦。まさにどちらが金メダルをとってもおかしくない実力伯仲の世界である。
それだけに、判定によって決着する競技のジャッジには注目が集まる。どうしても大国のエゴが勝敗の行くへに陰をおとしていないか、気に掛かる。
『そんなことはない』と思いたい。飽くまでも神聖な闘いの場で、神聖な判定がなされていると思いたい。そんなところへドーピングの問題が再び持ち上がる。それも、かつて国家を上げてドーピングを推奨した国に所属する、まだ14歳の少女に対してである。どう考えても本人が意識して違反薬品を服用していたとは、我々日本人の常識では考えにくい。指導者や取り巻く環境の中に、違反薬品を使用してでも勝たせなきゃならないドロドロした風が吹いているのかなーと思うと空恐ろしくなる。
そういった中では、今日のスピードスケート女子団体パシュートは惜しかった。完全な早さを競う競技で、判定ではなく明らかに数値が結果を決める。ゴール寸前まで明らかにリードしていた。金メダルに手が届くところまで来ていた。それが、思いもよらぬ転倒による逆転劇で幕を閉じた。それでも栄えある銀メダルである。3人がそれぞれに力を出し切る団体競技。駆け抜けるリンクにはとても爽やかな風が吹き抜けていたように思う。
残り日数も少ないオリンピック。もちろんメダルに手が届けば言うことなし。たとえそうならなくても、手に汗を握って応援したくなる熱戦を見せてくれたら有り難い。真っ白い雪の上、真っ白い氷の上での競技である。真っ白い気持ちで応援するし、真っ白い心で判定して、真の大国の威厳ある柔らかな風を政界に送り届けることにはならないものかね~。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます