ひところの灼け付く夏の太陽が少し遠のいてくれたのか、朝夕が凌ぎやすくなるのは嬉しい。
気候的にも間違いなく暑い夏であったが、4年に1度のスポーツの祭典オリンピックはもっと熱く燃えた。その一方で、本来なら暑い夏の話題を独占するはずの高校野球が、今年ばかりは少し影の薄い存在になったのは気の毒である。
暑い陽射しに立ち向かうのは、オリンピックや高校野球だけではない。身の回りに目を向けてみると、この陽射しに向かってけなげに咲く花もある。その代表格は夾竹桃だと思い込んでいた。インド原産で暑さや水不足にも強く、うだるような暑さの中を敢然と咲き、見事な色とりどりの花を楽しませてくれる。
ところが今ひとつ、広げた枝葉いっぱいに見事なピンク色で、暑さに弱る人々の心を柔らかく慰めてくれる「さるすべり」の花が見頃である。花の時期が長いことから百日紅とも呼ばれる。こちらは中国南部原産で、古く我が国に入ってきたこともあって、そのたたずまいは我々の生活に溶け込んでいるようだ。
毎年夏には樹皮がむけてスベスべしていることから、さるすべりと呼ばれ、その幹は奇妙に曲がりくねってコブを作る特性を生かして、そのまま床柱や装飾材に使われることが多いという。
炎天の 地上花あり 百日紅 高浜虚子
ちなみに、花言葉は「敬愛・潔白 雄弁」と言われ、あまり縁がない言葉が並んでいる。
過ぎゆく夏を惜しむほどの感傷は持ち合わせていないが、風にゆらぐサルスベリを見ていると、実に身近なところにも季節季節に、確実に花を咲かせ、人々の気持ちをほぐす木々があることを感じてホッとする。
( 写真:見事に咲き誇る“さるすべり”)
気候的にも間違いなく暑い夏であったが、4年に1度のスポーツの祭典オリンピックはもっと熱く燃えた。その一方で、本来なら暑い夏の話題を独占するはずの高校野球が、今年ばかりは少し影の薄い存在になったのは気の毒である。
暑い陽射しに立ち向かうのは、オリンピックや高校野球だけではない。身の回りに目を向けてみると、この陽射しに向かってけなげに咲く花もある。その代表格は夾竹桃だと思い込んでいた。インド原産で暑さや水不足にも強く、うだるような暑さの中を敢然と咲き、見事な色とりどりの花を楽しませてくれる。
ところが今ひとつ、広げた枝葉いっぱいに見事なピンク色で、暑さに弱る人々の心を柔らかく慰めてくれる「さるすべり」の花が見頃である。花の時期が長いことから百日紅とも呼ばれる。こちらは中国南部原産で、古く我が国に入ってきたこともあって、そのたたずまいは我々の生活に溶け込んでいるようだ。
毎年夏には樹皮がむけてスベスべしていることから、さるすべりと呼ばれ、その幹は奇妙に曲がりくねってコブを作る特性を生かして、そのまま床柱や装飾材に使われることが多いという。
炎天の 地上花あり 百日紅 高浜虚子
ちなみに、花言葉は「敬愛・潔白 雄弁」と言われ、あまり縁がない言葉が並んでいる。
過ぎゆく夏を惜しむほどの感傷は持ち合わせていないが、風にゆらぐサルスベリを見ていると、実に身近なところにも季節季節に、確実に花を咲かせ、人々の気持ちをほぐす木々があることを感じてホッとする。
( 写真:見事に咲き誇る“さるすべり”)
この年になり始めて気が付くことの多い昨今です。
見れども見えず…で過ごしていただけかもしれませんね。
花言葉、「あまり縁がなさそう」でもありませんよ。
yattaro-さんにふさわしいのではありませんか。
背丈は私たちくらいの物が多く、今時、ピンクの鮮やかな花が眼に止まったら恐らくそれだと思います。
一輪ずつの花ではなく、小さい花弁が集まって一つの房をなしている感じです。見れども見えず…などという大げさなことでもありません。
花言葉に負けないようがんばらないといけませんね。
昨日は、失敗作の豆乳ゼリーもどきですみません。
アバウトな私。エッセイも同じかな?
今日の、広場にのっていますね。
さすがですね。
忙しい毎日ですが、「忙中閑有り」 忙しい中で、ちょっと回りに眼を・気を配る余裕を持つことが、エッセイ作りの原動力になるのかな?なーんてね。
広場、久しぶりです。今日のブログはこれに決まり!