「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「智辯が勝って智辯が・・・」

2021年08月29日 | スポーツ・観戦

数えて 103回目となる「全国高等学校野球選手権大会」は、開催か、2年続きの中止か、 議論の分かれる中で今年は開会に踏み切った。
全国3603校が、普段の練習の成果をぶつけ合う県大会予選を戦い、その最後の優勝一校を決める決勝戦が今日甲子園球場で行われた。
試合開始前からテレビ前の我が指定席に陣取り、珍しく必死になって両校を応援した。というのも、関西勢同士しかも兄弟校でもある智弁和歌山高校と、智辯学園の戦い。どちらにも全くしがらみも何もない、フラットな感覚で観戦できるのが実に気楽であった。                 

    
両チームともに白のユニフォーム、胸に赤い大きな「智辯」の文字。赤のアンダーシャツ、赤いストッキング白いスパイク。帽子も同じ白に、アルファベットCの字を横に長くした、あの広島カープと同じCを付けている。何となく親しみの湧く徽章ではある。
智辯が投げる、智辯が打つ。智辯が走ると、智辯が守る。智辯が得点すれば智辯が追いかける。どちらの智辯も智辯らしい野球を見せてくれる。     
    
   
それでも勝負事は非情である。智辯が笑えば智辯が涙する。智辯が抱き合って喜べば、智辯が泣き崩れる。そんな結末を迎える。
そうしてこうして最後に深紅の優勝旗を手にしたのは、智辯和歌山であり奈良県の智辯学園は捲土重来を期する結果となった。
それにしても、奈良と和歌山にある兄弟校が、高校野球の聖地甲子園球場で優勝を争うとは、珍しくもあり興味を引く対戦でもあった。

それと今ひとつ、今年の特徴とも言うべき点は、関西勢の勢いと頑張りであった。
ベスト4に残ったチームは、なんと甲子園のある兵庫県を囲むように、滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県という珍しい現実であった。
近江高校・京都国際・智辯・智辯。いずれも卓越した指導者に率いられるチームである。やがて甲子園ボーイを目指す世の少年たちにも、良き指導者との巡り合いがあることを願いたいものである。

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