「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「この時期はやっぱり…」

2009年08月10日 | 季節の移ろい・出来事
田舎の夏は、色んな虫や生き物の宝庫となる。
1年前に、孫の兄ちゃんに教えられたタニシのタマゴもその一つである。

成長期のハスの葉や花の茎に、また田んぼの仕切のコンクリート壁面、水路の石垣などありとあらゆるところに、きれいなショッキングピンクのウインナソーセージに似た卵塊を産み付ける。

昨年のこの時期、卵塊の付いたハスの茎を持って帰って水槽に立てかけ、観察の真似事はしたのだが、孵化が近づいた頃スズメに突っつき荒らされ、肝心な場面に巡り会わないままお終った。結局、24時間ぶっ通しで数日付き合わないことには、孵化の現場に立ち会えないとの結論に達した。

ただ、今の田んぼを覗き込むと、3~5㍉のタニシの子供と思われる黒点が無数にうごめいている。早くに産まれた卵はすでに孵化されているのかも知れない。孫の兄ちゃんのザリガニ釣りに付き合いながら、見て歩く限りではこの程度の情報しか得られない。

日本にはマルタニシ、オオタニシ、ナガタニシ、ヒメタニシの4種がおり、日本全国の水田、用水路、池などに分布するが、分布域は種類によって多少異なり、ナガタニシは琵琶湖だけに棲息する固有種である。
成貝は条件さえよければ、三、四日に一度のペースで産卵し、その期間が二、三カ月続くため、二千から八千個の卵を産むと言われている。個体が大きいほど、産卵数が多い。ふ化率は70%から80%程度。産卵直後の卵塊は水中に落ちると死滅するが、ふ化直前(卵塊表面が白い)は水中に落ちても死滅しない。

今年は崖っぷちに産卵しているのが見つかった。そのすぐ下の水路に成貝がいた。「この親がこの卵を産んだんよ」と説明してくれる兄ちゃんの言葉を信じよう。やっぱり田舎の夏の風物詩、タニシのタマゴ、二番煎じながら敢えてアップ。

 
    ザリガニ釣りに熱中する兄ちゃん           1年前に撮ったタニシの卵
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4 コメント

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探してみよう、孫のため? (kei)
2009-08-10 23:07:19
良かった!
俄然 (いや、ちょこっと)ファイトが出ました。難題と思いましたが。

「三、四日に一度のペース… 二、三カ月続く」と拝見し、意欲が湧きましたわ(笑)。
とりあえず挑戦してみます。
先ずはそのご報告を~
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タニシの卵 (takeko)
2009-08-11 00:28:52
田舎に育つって言う事自然観察には天下?よね。賢ちゃんのお孫さんたち幸せ者よ。
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kei さん (yattaro-)
2009-08-11 09:27:23
時間がもったいないですから、決して無理はされず、もしそれらしいチャンスがあれば是非……ですね。
やはり、本物を生で目にするのは無駄ではないかも…。

1週間、大切な大切な時間になりますね。
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takekoさん (yattaro-)
2009-08-11 09:31:06
都会には都会の、田舎には田舎の良さがそれぞれあります。
子供達が学校から解放されて、家にいる長くなると、田舎には「自然」という遊び場があるような気がします。
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