任期満了に伴う、我が町の市会議員選挙がたけなわを迎えている。
28人の定員に対し34人が立候補という厳しい選挙戦で、16日に公示されてから6日目を迎えた。「お願い」と「名前連呼」の遊説も残り1日となり、走る選挙カーのスピードも段々上がってきた。連呼するウグイス嬢の声も一段とけたたましくなっており、終盤の追い込みに余念のなさがうかがえる。
人口減少に伴う議員さんの定数も削減を余儀なくされ、職業議員さんにとっても、新たな市政に意欲を燃やす新人候補者にとっても、まさに熾烈を極める闘いである。
正直言って、我々住民にとっても市会議員選挙ほど身近に感じる選挙は他にない。我が住む家のすぐ近くの人も候補者であり、あの件でつながっている人も、身近な地域活動で近しい人も「よろしくお願いします」の候補者である。最も強力に迫ってくるのは、親戚や同級生、ご近所さんなどがつるんで同じ候補をお願いに来ることである。さてどうする。
『三軒間口に一枚戸、あちら立てればこちらが立たず』一票の重さがこれほどのものかと今さらながら、選挙の非情な一面を思い知らされる。
ま、いずれにしても、新人もベテランも、既得権やここ数年の流れに胡坐をかくのではなく、真摯に市民のためになる政治をお願いしたいと思うばかりである。
そこでふと思うのは、『真摯』などと言う言葉をここで使うのか、市民や県民や国民のために政治をつかさどる人に、真摯を期待していいのだろうか。真摯という言葉を今一度辞書で引いてみたい。
こんなことを言うようになった私自身が、年をとってきたということか。選挙活動残り一日。審判や如何に。
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