「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「勝者の誇り」

2019年09月08日 | スポーツ・観戦


我が住む団地で始めたグラウンドゴルフ。女性4人、男性6人の10人でスタートしたが、5ヶ月目を迎えた今、女性が1人増えて11人となった。
平均年齢74歳。実年齢は決して若くはないが、やる気と元気の健康年齢は70歳そこそこ。まだまだ意気盛んである。

「楽しみながら少しずつでもお金を貯める方法」を提案したところ、直ちに「ホールインワンを出した人1回につき100円寄付」という結論を得た。
早い話が、成績のいい者に少し足かせを付けて、成績のよくない者との力量を縮める紳士協定。つまりハンディキャップの精神を取り込んだ。
良い成績を出そうと努力して、うまくいった人から寄付を頂く。誰にも異存はなくすんなり定着した。

15・25・30mの距離を一打でホールポストに入れたらホールインワン。つまり100円の寄付。これがなかなか思うように行かない。
命中率など当てにならなかったが、この頃ではショットの技量も精度も上がってきた。週3回の例会で1ヶ月には結構貯まるようになった。
「〇〇円貯まったら、トロフィを買って時には大会を開こう」という、使い途としては高尚な提案を出した。その時点でははっきりしなかった。

意外に早く現金が貯まったら、トロフィ購入話は立ち消えに。貯まった現金に目がくらんだわけでもあるまいが、「お昼ご飯をみんなで食べよう」という女性の『花よりダンゴ』提案にあっさり押し切られた。さすがにおばちゃん主役の集まりである。
まあいいか。楽しく長くやることが目標であり、井戸端会議の場をこしらえたと思えばこれはこれで十分な効果である。と自らを慰める。

ホンに、たかがしれたグラウンドゴルフ立ち上げではあるが、小さな団地の「寄り合い」のカンフル剤となればこの上ない。
先ずは何人かが集まること。それぞれの情報交換をすること。そのチャンスと場所を作ること。『花よりダンゴ』には目をつむるのもいいだろう。

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「ひっそり、半月」

2019年09月06日 | 季節の移ろい・出来事

              
                 ひっそり半月、西の空遠くに。

まるでお盆前の真夏の暑さの再現。暑いのなんの・・・・・・。家の中にいてさえ、タオルを持ち歩く有様。
孫の野球応援用ペットボトルに入れた、たっぷりの氷と麦茶を手放せない。何か一つ動くたびに一口のど潤すといった塩梅。
夜に入っても、昼の名残の暑さはなかなか収まる気配もない。

などと思いつつ夜空を見上げれば、少し霞んだ半月が、なにやら心もとないような、手持ち無沙汰な様子で西の空に浮かんでいる。
旧暦8月8日、上弦の月である。

あと1週間すると、猫も杓子も空を見上げて「観月茶会」だの「仲秋の名月」だのともて囃すあの月の、七夜前の姿である。
 " 月々に月見ることは多けれど 月見る月はこの月の月 ” そう言われる十五夜を迎えるのが9月13日(金)である。
ところが、月齢でいう満月は十五夜の翌日、14日(土)となっている。
十五夜と満月は少し異なるというから、どっちでもいいようなものだが、13日の十五夜と14日の満月をこの目でしかと確かめてみたい。

その頃になって、台風などが邪魔をしなければいいのだが。

                           夕月夜心もしのに白露の置くこの庭にコオロギ鳴くも  湯原王  

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「秋の夜長を・・・」

2019年09月02日 | 季節の移ろい・出来事

            

二階の窓を開け放つと、「まあ、うるさいくらいの甲高い虫の声がする」とカミサンが云う。
じっと耳を澄ませ、窓の下の草むらに神経を集中させる。「あれが聞こえないの?」とさらに云う。
以前は間違いなく同じように聞こえていた。ちょっと耳障りなときは窓を閉めたりしたものだ。
ここのところあのムシの音がはっきり聞き取りにくくなっている。よほど集中して耳を傾けないと、スイーッチョンもガチャガチャもリ~ンリ~ンもただごっちゃになってなんとなく聞こえてくる程度。

ウ~~ン困った・・・と言うほどでは決してないが、テレビのボリュームが段々おおきくなっているのも確かである。
今しか聞けない季節の音の便りを、確かな音として捉えられなくなったのか。これはいささか驚きであり、抵抗してみたくなる現象ではある。
とは云いつつも、歌を歌わせれば自分の声ははっきり聞こえるし、音程の狂いもない。と思っている。本当に聞こえにくくなると、耳で音程管理が出来なくなる。
それこそ音痴になってしまうらしい。演歌大好き同級生にそんな男が一人いる。本人は大真面目で歌っているのに、至る所音程が崩れる。

まあそれもこれも長年使ってきた勤続疲労だろうから、ある程度上手に付き合うのがいいのだろう。但し、聞こえているフリをして後で困らないよう自覚を、持つことだけは心したい。まだまだ、人生に秋風など忍び寄られてたまるか。とリキムところが胡散臭いんだろうけど。

9月も2日を数え、やはり秋の訪れをそこここに感じる。チェロの生演奏で「バッハのプレリュード組曲」を間近で拝聴する機会に恵まれた。
決して得意な分野とは言わないが、うっとり聞き惚れる。いいものはやはりいい。よく分からないけどいいものはいい。
そんなこんなで、ついつい人並みに秋の夜長を少し楽しむ、晩夏から初秋への季節の変わり目である。

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