テレビでついに「ミスター胡散臭さ」がベールを脱いだ。
いや、まとっていた芝居の衣装を脱ぎ棄てたのだ。
サングラスを外し、ヒゲをそり落とした素顔は、痩せた「西田敏行」さんみたいだった。
(本物の西田さんゴメンナサイ)
殊勝な顔つきで頭は下げて見せたけれども、次第に話の内容は共犯者の批判に。
他人に責任をなすりつける、片棒を担がせるのは詐欺の常習犯の常套手段ですね。
もっとも許せないのは、全聾者を装って本当に苦労している人たちを愚弄した事。
東日本大震災で母親を失った少女を自分の売り込みに利用した事。
身体に障害の有るバイオリン奏者の少女もこの男に利用されてしまった。
彼が名誉棄損なんて息巻くならば、彼女たちの名誉とプライドとプライバシーはどうなるのか説明も聞きたい。
NHKの『NHKスペシャル』も断片的に見たけれども、なんだかどこかに胡散臭さを感じてすぐにチャンネルを変えた。
今回、これらを美談として番組に取り上げたり、記事にしたメディアは数知れない。
32回も騙されるなんて、さすがに鷹揚でなる大新聞だけの事はある。
でもね、殊勝に「おわび記事」も掲載したが、一方まだ頬かむりの大新聞もありますから。
新聞が『社会の木鐸』だなんて言葉はもはや死語。
今さら驚かないけれども、売国奴のような行為を平気でしていますからね。
もう、事の善悪とか、何が正義かなんて自分自身の目で、心で判断するしか無いですね。