夏場は考えられない事だけれども、晴天の下、マックスの散歩に出かける。
遥かな越後三山「越後駒ケ岳」も新たな新雪で光り輝き、歩道にも新雪は消え残る。
広い舗装道路の向こう側にカラスを見つける。
ほら、何かを咥えていますよ。
咥えている物体の正体はこれ、「胡桃」です。
油分に富んだ「胡桃」は実はカラスの大好物。
ほら、停車している自動車の上方にカラスが飛んでいるのが見えませんか。
自動車も恐れず、カラスは「胡桃」を咥えて上空へと舞いあがり、ヘリコプターの、
ホバーリングの要領で留まって狙いを定めて路上にそれを落とすのです。
この知恵者のカラスはこの行動を繰り返し、固い「胡桃」を割って中身を食べているのです。
他にも、自動車のタイヤの踏む場所を見計らって、自動車に踏ませて割るとかの行動も確認されています。
夏場は畑の作物を荒らしたりして嫌われるカラスもこんな知恵者でも有るのです。
こんな深い雪の中で、雪の下から「胡桃」を掘り出すことは不可能ですから、どこから持ってくるのか不思議です。