三月に入りました。
三年ほど続いた大雪傾向も今年は一転暖冬小雪型。(関東の皆さんゴメンナサイ)
駅のホームの端から雪が解け、懐かしいような土が顔を出し始めました。
地面を見つめていると、昨秋スベルべママと植えたユリの球根から芽が出ている。
この駅の花壇は荒れ果てていたけれど、夫婦で耕して復活させています。
少し前からなんで、土が舗装の上に転がっているか少し不審に思っていた。
でも、ふと気付いたのは小鳥たちの仕業。ようやく顔を出した土に餌を求めて突いたのでしょう。
(舗装の上の円盤状のものは散水消雪の吹き出し口、ノズルです)
雪が少なかったとは言え、まだ明らかに1メートルははるかに超える積雪。
春を待ちわびているのは人間達だけでは無いようです。
雑草って本当に強いですね。雪消えと同時に地面を緑に変えるのですから。
この頃の時候の挨拶「今年は雪が少なくて助かったのう」です。
でも、不思議なのは漂鳥であろう、「スズメ」や「セキレイ」たちの行動と暮らし。
こんな不自由な雪国の暮らしなんて捨てて、関東で暮らす。いや、同じ新潟だって長岡や海岸部は雪も無い。
生まれる場所を選ばれずに、雪国で生まれて雪国で暮らす人間には諦めに似た気持ちもある。
でも、小鳥たちには自由にどこへでも飛んで行ける羽根が有るではないか。
きっと、この地「越後魚沼」には、不自由に耐えても暮らしたい何かの訳が有るのだと思いたい。
三月に入りました。越後は魚沼の春もゆっくりゆっくりとやってきます。